自動点検ロボット
2025-09-17 12:22:29

ニップン千葉工場に導入された自動巡回点検ロボット「ugo mini」の効果とは

ニップン千葉工場に導入された「ugo mini」



1. 背景について


業務デジタル化の進展が注目される中、株式会社ニップンの千葉工場に小型AIロボット「ugo mini」が導入されました。ニップン千葉工場は1978年に設立され、ニップンの製粉工場としては最大規模を誇る設備を持っています。製粉工場は広範囲に設備が設置されているため、定期的な点検が不可欠で、その重要性が再認識されています。しかし、今後の人手不足が予測される中、点検を担当する人材の確保が幾重にも難しくなる可能性があります。

このような背景の中で自動巡回点検ロボットの導入が進むことにより、希少な人材を効率的に活用し、安定した運用体制を整えることが求められています。

2. 導入の目的


新たに導入された「ugo mini」にはいくつかの明確な目的があります。まず、点検作業の省人化と負担軽減を図りつつ、人手不足という課題に対応します。また、デジタル技術を利用した早期異常検知と予防保全を強化し、点検精度を向上させることでデータ管理の洗練化を目指します。加えて、ロボットによる定期点検のシステムを確立し、将来にわたる持続可能な運用体制の構築を実現します。

3. 主な取り組み内容


今回導入された「ugo mini」は、特に以下の2つの重要な取り組みに焦点を当てています。

3.1 温度異常の検知


「ugo mini」はサーマルカメラを搭載し、設備の温度を常に監視しています。異常な温度上昇があれば、迅速に反応し、設備トラブルや火災のリスクを事前に発見することができます。この機能により、工場内の安全対策が大きく向上します。

3.2 計器の自動読み取り


メーターからのデータ取得に関しても、静止画での撮影とAIによる自動読み取りを実施しています。これにより、点検業務の記録を自動化し、データ管理の質を高め、予防保全をさらに強化することを目指します。

4. 今後の展開


この導入を皮切りに、ニップンの他の工場への「ugo mini」の展開を視野に入れており、食品工場における巡回点検の可能性を探求していく方針です。点検データの蓄積と可視化を通じ、トラブルの早期発見と予防保全に寄与することを目指しています。

5. 「ugo(ユーゴー)」とは


「ugo(ユーゴー)」は、AIによる自動制御と遠隔操作を組み合わせたハイブリッド型の業務DXロボットです。様々な現場でのニーズに応じて柔軟に対応し、人手不足が深刻な業務分野においては、人と協力するパートナーとして、業務の効率化と継続可能性のサポートを行っています。

6. 小型モデル「ugo mini」


「ugo mini」は、特に狭小空間での点検業務に適した設計がなされており、伸縮式のカメラと自律巡回機能を装備しています。小型でありながら高い性能を発揮し、効率的で正確な監視・点検を実現します。従来のシリーズに比べ、コンパクトでコストパフォーマンスにも優れた商品です。

7. 会社概要


  • - 会社名:株式会社ugo
  • - 所在地:東京都千代田区東神田1-7-8
  • - 設立:2018年
  • - 代表者:松井 健
  • - URLugo.plus
  • - 事業内容:ugoソリューションの提供・運用、RaaSフレームワークの開発・提供・運用

「ugo mini」の導入を通じて、ニップン千葉工場は新時代の製造業を切り拓くための一歩を踏み出しました。


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会社情報

会社名
ugo株式会社
住所
東京都千代田区東神田1-7-8プライム東神田ビル9階
電話番号
03-5846-9967

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