大和アセットマネジメントの新たな取り組み
大和アセットマネジメント株式会社が新たに商標登録を行った「リンゲージメント®」。この名称は、『Linkage(リンケージ)』と『Engagement(エンゲージメント)』という二つの言葉を組み合わせて作られたもので、企業間の協力や対話を促進する場を提供することを目的としています。投資先企業が抱える課題について、ベストプラクティスを持つ企業の担当者などとの議論を通じて、企業価値の向上を図る取り組みです。
「リンゲージメント®」の狙いとは?
「リンゲージメント®」は、投資先企業とその課題に対する理解を深めるためのプラットフォームとして機能します。大和アセットマネジメントは、企業分析や対話を通じて得た知見を共有し、投資先企業が抱える独自の問題に対処するための情報交換を行うことを目指します。これにより、企業間の比較や成功事例、問題点についての議論が深まることになります。
知の共有を促す企業間のネットワーク
この取り組みの強みは、長年にわたって築かれた多くの企業や専門家との関係性です。アカデミア、コンサルタント、アナリスト、そして政府関係者など、多様な知見を持つ専門家との連携を強化することで、投資先企業にとってより有益な情報交換が実現されるでしょう。
取り組みの具体例
「リンゲージメント®」を通じて実施される具体的な取り組みには、以下のようなものがあります:
1. 情報交流会の開催
特定のテーマに基づいて、ベストプラクティス企業や認識企業、専門家を招いて行う情報交流会の取り組みです。これまでに、以下のテーマで既に3回の交流会を実施しています。
- - 2021年2月「ESG情報交流会~ジェンダーダイバーシティ~」
- - 2022年5月「ESG情報交流会~人財戦略~」
- - 2023年9月「CFO情報交流会~PBR向上への取り組み~」
今後も、企業価値向上を目的としたテーマで定期的に開催される予定です。
2. ベストプラクティス企業の紹介
特定の課題に対してベストプラクティスを持つ企業と、それに対する関心を持つ企業との対話の場を提供します。これにより、実際の成功事例から学ぶことができる機会が増えます。
3. 専門家とのリレーションシップ機会の提供
様々な分野の専門家とのリレーションシップを構築する機会を提供します。これにより、企業はより広範な視点からのアドバイスやサポートを受けることが可能となります。
まとめ
大和アセットマネジメント株式会社が商標登録を行った「リンゲージメント®」の取り組みにより、企業価値向上のための新たなモデルが開発されつつあります。投資先企業の課題解決に向けた議論の場を提供し、専門家とのネットワークを活用することで、企業間の知見を深め、持続可能な成長に寄与することを目指すこの取り組みは、さまざまな産業において注目されることになるでしょう。