森林循環経済の未来
2025-12-29 00:33:21

岡山大学シンポジウムで語られた森林循環経済の未来とは

岡山大学は、2025年12月22日に津島キャンパスで公開シンポジウム「岡山発、森林循環経済の実現に向けて」を開催しました。このシンポジウムは、一般社団法人プラチナ構想ネットワークとの共催で行われ、参加者はオンラインを含む約250人に上りました。参加者の構成は、企業の関係者や自治体の職員、さらには大学生など多岐にわたり、森林に関する議論が活発に交わされました。

シンポジウムは、小宮山宏氏の特別講演から始まりました。氏は「森林循環経済の実現で日本を『プラチナ社会』へ」と題し、森林資源を活用した経済モデルの必要性を訴えました。その後、阿部匡伸理事・上席副学長による基調講演があり、「木造建築を通じた脱炭素社会の共創に向けて―岡山大学の志」という内容で、岡山大学が持つビジョンと具体的な取り組みが紹介されました。

基調講演の後にはパネルディスカッションが行われ、このセッションでは森林資源の活用法や木造建築の振興、さらに林業の活性化に向けた連携の重要性が強調されました。参加者たちは、それぞれの立場からの意見を交えながら、産学官金の協力による「岡山モデル」の構築を目指す方向性を確認しました。

参加者からは、「地域材活用の具体的な事例が参考になった」といった感想や、「産学官金が一体で取り組む必要性を再認識した」という意見が寄せられ、今後の展望に高い期待感が寄せられました。また、会場には木材を使った新しい建築モデルやその利点を示す展示もあり、訪れた人々はその革新に驚かされていました。

岡山大学は、このシンポジウムを通じて地域の持続可能性を考えるきっかけを提供し、地域中核・特色ある研究大学としての役割の重要性を再確認しました。多様なパートナーとの連携を深め、森林循環型経済の実現に向けた新たな風が吹き始めています。また、同大学は国連の持続可能な開発目標(SDGs)の推進にも積極的であり、地域社会と協力しながら持続可能性に貢献することを目指しています。

岡山大学の取り組みは、地域だけでなく国内外の研究機関との連携によってもさらに広がりを見せています。今後も、岡山大学の活動に注目し、地域と地球の未来を共創する役割を期待しています。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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