小説『そのネイルは内緒のときめき』の魅力
2025年7月22日、マイクロマガジン社から新作小説『そのネイルは内緒のときめき』が発売される。この作品は、心に響くヒューマンドラマで、主人公がネイルを通じて自分を見つめ直し、恋愛を通じて成長していく姿が描かれている。
あらすじ
物語の主人公、月ヶ瀬仁美(つきがせ・ひとみ)は、恋愛や仕事がうまくいかずに悩んでいる普通の会社員。彼女は幼なじみの直樹(なおき)が経営するカフェバー《ランハチ》の2階で生活しており、無職の状態が続いている。しかし、そんな彼女の生活は、ある日、メンズネイリストの怜亜(れいあ)との出会いによって一変する。最初はネイルに興味がなかった仁美が、怜亜の影響を受けて徐々にその魅力に気づき、自身の指先を美しく彩ることに挑戦する。
カフェバーでの仕事やネイルサロンでの経験を通じ、多くの人々との関わりが生まれ、自身が本当にやりたいことは何かを考えるようになる仁美。次第に怜亜や直樹との関係が変化していき、彼女の心の中にも恋が芽生え始める。
書籍情報
この小説は、神戸遥真が書き下ろし、装画を手掛けるのは人気イラストレーターのKEKI。その魅力は、内容だけでなくデザインにも現れている。ISBNは9784867168011で、定価は792円(税込)。電子書籍も同日発売され、巻末にはKEKIによるカバー用イラストがそのまま収録されているという。
また、協力書店では、書き下ろしのSSペーパー特典を受け取ることができるため、気になる方はお早めにチェックしてほしい。詳細は公式サイトで確認可能だ。
読者の感想
すでに多くの方々が作品のゲラを読んでおり、その感想も公開されている。書店関係者たちは、仁美の恋に鈍感さが描かれる中で、イケメン2人との物語展開に魅力を感じ、一気に読み進めることができたと語っている。また、図書館関係者はこの作品が元気をくれるとし、自分に自信が持てない方にも勇気を与える内容であると証言している。レビュアーからは、ネイルを通して自分や他者の悩みが描かれており、自らの成長が描かれている点に心を打たれたという声も上がっている。
著者とイラストレーター
著者の神戸遥真は、さまざまな賞を受賞した実力派であり、学生時代からセルフネイラーとしても知られている。装画を担当するKEKIは、Vtuberのイラストデザインを手掛けるなど、多彩な才能を持つ。彼らの組み合わせが、本作にどのように生かされているのかも、楽しみなポイントの一つである。
ことのは文庫とは
ことのは文庫は、2025年に創刊6周年を迎えるマイクロマガジン社の文芸レーベルで、有名な『わが家は幽世の貸本屋さん』や、『おまわりさんと招き猫』など、心温まる作品を数多く発刊している。公式サイトやSNSで最新情報を発信しているので、ぜひフォローしてみてほしい。華やかなネイルを通じて自分を見つめ直し、恋に目覚める仁美の物語に、ぜひ触れてみてほしい。