名古屋鉄道がHandbook Xを導入しペーパーレス化を推進
名古屋鉄道株式会社は、デジタルコンテンツプラットフォーム「Handbook X」を導入し、約1,500人の乗務員に対する業務資料のデジタル化を進めています。これにより、700ページを超える規程類が電子化され、100万枚以上の紙の使用削減が見込まれています。アステリア株式会社が開発したHandbook Xは、紙媒体の管理や更新作業を効率化し、乗務員の業務の負担も軽減します。
導入の背景と目的
名古屋鉄道は、情報共有と業務の効率化を目的に、2023年8月からタブレット端末の導入を開始しました。この端末により、電子化された運転時刻カードの利用や翻訳アプリの活用が可能となり、運行中のトラブルに迅速に対処する力が向上しています。しかし、700ページを超える業務資料は依然として紙で配布され、改訂の度に差し替え作業が必要でした。このため、アステリアのHandbook Xが選ばれました。
Handbook Xの特長とメリット
Handbook Xには、以下の特長があります。
1.
メールアドレス不要のアカウント配布: 個人の社用メールアドレスを持たない乗務員にも簡単にアカウントを提供できる仕組みです。
2.
膨大な業務資料の電子化: 電子化された規程類や業務資料を一元管理可能で、迅速なアクセスが実現します。
3.
オフライン対応: 通信状況にかかわらず、運行に必要な情報を常に利用できるため、業務をスムーズに進めることができます。
4.
柔軟な権限設定: 職位や担当業務に応じて文書の閲覧権限を設定できるため、セキュリティ面でも安心です。
5.
多様な資料形式: PDFや動画、外部リンクを含めた幅広い情報を容易に共有できます。
6.
学習機会の拡充: 動画教材を通じていつでも学習できる環境が整い、各乗務員のスキルアップに寄与します。
7.
省資源・省力化への期待: ペーパーレス化により、廃棄物の削減や差し替え作業の軽減が期待されます。
今後の展開
名古屋鉄道は、Handbook Xを利用した業務改革プロジェクトを2025年8月からスタートさせる予定です。このプロジェクトでは、乗務員から選ばれたメンバーが中心となってDXを進める計画です。また、理解度テストや社内アンケートの実施にもHandbook Xの活用を図り、さらなる業務効率化を目指しています。
名古屋鉄道について
名古屋鉄道は、国内私鉄の中で総営業距離3位を誇る交通網を愛知と岐阜に展開しており、中部圏の交通インフラの重要な役割を果たしています。120社以上のグループ企業と連携し、交通や不動産、観光といった幅広いビジネス領域での展開が期待されています。
Handbook Xについて
Handbook Xは、新世代の情報共有アプリとして2022年に提供を開始しました。このアプリは多様な働き方に対応し、業務に必要なあらゆる情報をまとめて管理することができます。多くの企業で導入が進んでおり、今後も様々な分野での利用が見込まれています。
名古屋鉄道の取り組みは、業務効率化やペーパーレス化の先駆的な事例として、他の企業にも影響を与えることでしょう。デジタル化が進む中、情報管理の効率性とスピードがますます重要となっています。