地域交通の未来
2025-10-31 14:07:47

OpenStreetがシリーズEエクステンションラウンドで資金調達を実施、地域交通の未来を開く

OpenStreet株式会社は、2023年10月にシリーズEエクステンションラウンドを通じて資金調達を行った。この度の資金調達は、東京都港区に本社を置く会社が、きらぼしキャピタル株式会社や札幌イノベーションファンド投資事業有限責任組合など6社からの出資を受けたもので、主にシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」やEVバイクなどのモビリティシェアサービス「HELLO MOBILITY」の向上に活用される予定です。OpenStreetはこれまで、シリーズEファーストクローズの際に阪急阪神イノベーションパートナーズからの資金調達や公私連携による新たな提携も開始しており、今回の資金調達はその流れの一環と言えます。

本資金調達の背景には、都市部でのシェアサイクル事業が運営や収益の両面で安定してきたことがあるのです。これを踏まえ、地方銀行とのさらなる連携を深めながら、全国各地へとサービスを展開していく計画が進められています。地方交通の活性化や観光業の振興に向けた役割が期待される中、今回の調達がどのような形で今後の成長につながるのか、注目が集まります。

出資者からも多くの期待が寄せられており、きらぼしキャピタルの鈴木祥広氏はOpenStreetの事業が地域の交通課題に対して大きな社会的価値をもたらすと評価しています。また、札幌イノベーションファンドの佐々木智也氏も、特に北海道においてシェアモビリティが地域の移動課題解決に寄与することに期待感を示しました。各出資者がそれぞれの地域の特色を活かしながら、OpenStreetのサービス支援に向けて協力関係を築いていくことが重要視されています。

名古屋キャピタルパートナーズの石井真氏は、シェアリングモビリティ市場の拡大を予測しつつ、地域の移動手段の多様化に向けても引き続き協力していく考えを示しました。さらに北洋銀行の堀直紀氏や、ぶぎんキャピタルの佐越信治氏からも、地域交通のさらなる充実や持続可能な社会への貢献に向けた期待が寄せられています。OpenStreetが地域と密接に関わる中で、地方金融機関との連携を強化し、モビリティのインフラを形成していく姿勢が顕著です。

OpenStreetの代表取締役社長、工藤智彰氏は、今回の資金調達に感謝の意を表しつつ、市場環境に応じた戦略的な展開を進める考えを示しました。インバウンド需要の増加や地域交通の役割拡大を背景に、シェアモビリティが持続可能な社会の形成に貢献していくことに力を入れています。地域企業や自治体との連携は、単なる資金提供を超えて、地域の課題解決を目指した複合的な取り組みへと進化することになるでしょう。

最後に、OpenStreetの「HELLO CYCLING」は、利用者がアプリを通じて車両の予約や返却を簡単に行えるため、全国各地で手軽に利用されています。各自転車の利用料金は異なるため、詳細は公式サイトで確認することができます。OpenStreetは、単なるシェアサイクルサービスの提供にとどまらず、地域の生活に深く根差したサービスを展開し、人々の移動を支える重要な存在であり続けることを目指しています。


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会社情報

会社名
OpenStreet株式会社
住所
東京都港区海岸一丁目7番1号 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー35階
電話番号

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