次世代の映像表現を目指す「MADD. Award 2021」作品募集開始

次世代映像アワード『MADD. Award 2021』がスタート

今年の『MADD. Award 2021』では、テーマとして「内なる宇宙(The Universe Within)」を掲げ、新しい映像作品を求めています。このテーマは、私たちの体内に広がる精妙な宇宙と、地球を取り囲む広大な天の川銀河との関係を探求するものです。

「内なる宇宙」が示す豊かな創造性

「内なる宇宙」について考えると、私たちの身体を構成する多様な要素の相互作用に触れ、精神や夢にまで思考が及びます。例えば、子供の想像力や、理論物理学者の思考など、宇宙という広大な概念を様々な視点で捉え、自由に表現することで、観る人の心を揺さぶる作品が生まれることでしょう。

応募資格とカテゴリー

参加者は企業や団体、個人やグループを問わず、年齢や性別、職業、国籍に関係なく応募できます。作品は以下の2つのカテゴリーに分かれています。

- Cat.1: 大型映像 - テーマに基づき、300インチ以上の大型ビジョンで表現する映像作品。
- Cat.2: 360度映像 - イマーシブな空間で表現する全天周または全天球映像コンテンツ。

応募方法

応募はMADD.の公式ウェブサイト (madd.jp) からエントリーが可能です。締切は2021年10月31日までですので、興味のある方は早めの応募をお勧めします。

賞とMADD.screening

審査を経て、各カテゴリーから優秀作品に対し賞金や副賞が授与されます。結果はMADD.のホームページで発表予定です。また、2021年12月には『MADD.screening』として、コニカミノルタプラネタリアTOKYOや都内の他の施設で作品上映会が開催されます。これはSIGGRAPH Asia 2021のアートギャラリーの特別プログラムとも位置づけられています。

スケジュール

- 2021年8月: 募集開始
- 2021年10月31日: エントリー締切
- 2021年11月26日: 作品提出締切
- 2021年12月: MADD.screening（作品上映会）

制作サポートと過去の活動

MADD.は、8K作品の制作に関する機材や技術面でのサポートも提供していますので、気軽に問い合わせが可能です。また、歴代のアワードでは、クリエイティブな才能が集結してきた実績があります。
例えば、2019年には「potential of 8K」というテーマで大型映像部門を、2020年には「Massive and Miniscule」のテーマのもと、映像作家やメディアアーティストによる作品が上映されました。