ネットワーク創薬の未来
2026-04-22 16:33:22

近畿大学発スタートアップが挑むネットワーク創薬の未来とは

近畿大学発スタートアップ、ミネット創薬の挑戦



和歌山県紀の川市にある近畿大学生物理工学部で、注目の研究が進められています。准教授の白木琢磨氏が主導する「ネットワーク創薬」技術は、医薬品開発を革新する可能性を秘めています。2026年4月には、この技術を基盤にしたスタートアップ、ミネット創薬株式会社が設立されました。本記事では、ネットワーク創薬による医薬品開発の加速化について掘り下げていきます。

創薬プロセスのニーズ



医薬品の開発には長い時間と高額なコストがかかります。また、開発途中で効果や安全性に関する問題が発生することも多いです。これにより、新薬の市場投入までには莫大な資金と時間を要することが常です。白木研究室では、動物栄養学の研究を通じて、「同じ栄養素に対する反応が個体によって異なる」という特性に着目しました。このアプローチを創薬にも応用し、薬の効果や副作用の個体差を解明することに挑んでいます。

ネットワーク創薬の技術



白木准教授は、人工的に作製した100万種類のヒト細胞バリエーションを用いる技術を開発しました。この技術により、個々の細胞が薬剤にどう反応するのかを単一細胞レベルで解析することが可能になります。彼らの技術では、薬の効果や副作用に関連する遺伝子ネットワークが約2週間で解析できるため、創薬プロセスのスピードアップが期待されています。これまでに3社から受託研究を行っており、実際にヒト細胞における薬効や副作用の解明に成功しています。

社会実装へ向けた一歩



近畿大学が実施する起業支援プログラム「KINCUBA」にも支援を受け、ミネット創薬は企業としての道を歩むことになりました。白木准教授の技術に対する関心が国内製薬企業から寄せられたことで、今後の展望がより明確になっています。このネットワーク創薬技術は、医薬品の候補物質の選定や既存薬の新用途開発での活用が期待されており、さらには動物実験に代わる評価方法としての利用も目指しています。

未来を見据えて



今後、ミネット創薬株式会社は医薬品研究開発や技術提供を通じて、業界内での革新を加速させることを目指しています。これにより、有望な新薬の開発だけでなく、薬の副作用調査なども進めていくことで、より安全で効果的な医薬品の実現に貢献するでしょう。白木琢磨准教授と佐伯俊介代表取締役の取り組みによって、日本における創薬の未来が切り拓かれています。

会社概要



ミネット創薬株式会社は、大阪府東大阪市に本社を置くスタートアップで、2026年4月に設立されました。代表を務める佐伯俊介氏は、法律方面で豊富な経験を持ち、株式会社MycHunter TherapeuticsでのCEOも兼任しています。企業の成功を促進するためには、白木准教授の科学的知見と佐伯代表のビジネス戦略が重要な役割を果たしています。

この新たな挑戦が、医薬品業界にどのような変化をもたらすのか、今後の動向にも注目です。

会社情報

会社名
学校法人近畿大学
住所
電話番号

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