環境ニーズに応えるUTM「SS7000Ⅲ」
サクサは、2025年9月1日以降に出荷を開始するUTM(統合脅威管理アプライアンス)「SS7000Ⅲ」シリーズにおいて、環境意識の高まりに対応した取り組みを発表しました。このシリーズのフレームパーツには、再生プラスチックが採用されています。具体的には、家庭や工場から排出された廃プラスチックをリサイクルしたポストコンシューマリサイクル(PCR)プラスチックが使用されています。これにより、廃棄物として扱われていたプラスチックを有効活用し、温室効果ガスの排出削減や資源の循環利用に寄与することを目指しています。
PCRプラスチックの重要性
PCRプラスチックは、消費者が使い終わったプラスチック製品を回収し、その後清掃・再加工を経て新たな素材に再生されたものです。このプロセスは、製造段階で発生する端材を再利用するポストインダストリアルリサイクル(PIR)とは異なり、使用済み製品を再生することで環境保護に大きく貢献します。あまり知られていないかもしれませんが、これこそが持続可能な資源利用の鍵とも言えるのです。
サクサエコ商品認定
「SS7000Ⅲ」は、サクサが独自に定めた環境配慮基準を満たすことで、特別に「サクサエコ商品」として認定されています。これは、環境に配慮した製品が市場で認知を受ける一助となるだけでなく、製品を通じた環境意識の向上をもたらすものです。
サクサの持続可能な取り組み
サクサグループは、持続可能な社会の実現に向けてバリューチェーン全体での環境負荷軽減に取り組んでいます。2024年から2026年にかけての中期経営計画「共に創る未来」では、プラスチック材料の使用における再生プラスチックの比率を2026年度までに50%以上に拡大するという目標を掲げています。この取り組みは、企業としての社会的責任を果たしつつ、環境問題への対応を図る道筋でもあります。
結論
サクサの「SS7000Ⅲ」シリーズの実現により、より多くの企業や家庭が環境保護の重要性を再認識し、サステナビリティへの取り組みを強化していくことが期待されます。このような企業努力が、持続可能な未来の創造につながることを願っています。
この記事は、発表日現在の情報に基づいており、内容は予告なく変更される可能性があります。最新情報については、サクサの公式ウェブサイトをご覧ください。