サイバートラストの新ツール
2025-03-05 15:53:28

サイバートラストが脆弱性管理ツールを最新化しEU法対応を強化

サイバートラストが脆弱性管理を支援する新ツールを発表



サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北村 裕司)は、脆弱性管理ツール「MIRACLE Vul Hammer」の最新バージョンを2025年3月5日より提供開始すると発表しました。このツールは、内在する脆弱性の可視化と対応を自動化し、特にEUで施行される「欧州サイバーレジリエンス法」の要件に対応するための機能拡張が行われています。

欧州サイバーレジリエンス法(CRA)への対応



CRAは、EU圏内で販売されるデジタル製品に対してセキュリティ要件を厳守することを求める規則です。2026年9月から施行され、2027年12月に全面的に適用されるこの法律により、製造業者は脆弱性が悪用された場合、指定された期限内に報告義務を果たさなければなりません。このような背景を受けて、MIRACLE Vul Hammerは新たに脆弱性の悪用兆候を検知するためのデータベースを拡充しています。特に、実際に悪用される脆弱性を示す「KEV」や、それらの脆弱性が悪用される確率を示す「EPSS」を加えたことで、ユーザーがより迅速に対応できるようになりました。

主要なSBOMフォーマットとの互換性



さらに、MIRACLE Vul Hammerでは、SBOM(Software Bill of Materials)フォーマットの対応も強化されています。これまでのSPDXフォーマットに加えて、新たにCycloneDXフォーマットもサポートすることで、ユーザーはより幅広く、効果的にソフトウェアの脆弱性を管理できるようになります。SBOMは、ソフトウェアに含まれるコンポーネントや依存関係、ライセンスをリスト化したものであり、サプライチェーンの透明性を確保するためにますます重要な役割を果たしています。

サプライチェーンセキュリティの確立へ



サイバートラストは、今後もMIRACLE Vul Hammerの機能強化を続け、SBOMを活用した脆弱性の早期発見と効率的な管理を通じて、サプライチェーンのセキュリティ対策とシステム安全性の維持に努めていくとしています。

サイバートラストについて



サイバートラストは、商用電子認証局として25年以上にわたり認証やセキュリティサービスを提供しており、ITインフラに関わる専門性を持つ企業です。「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明することで、顧客の信頼性を支えるサービスを推進しています。日々進化するセキュリティのニーズに対応し、安全な社会を実現することに貢献しています。

さらに詳細な情報や最新のリリース情報は、こちらのページをご覧ください。


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会社情報

会社名
サイバートラスト株式会社
住所
六本木1丁目9番10号アークヒルズ仙石山森タワー35階
電話番号
03-6234-3800

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