株式会社ミマキエンジニアリングが、ウェブデザインや大判印刷を行う企業にとって新たなスタンダードを提供するハイブリッドUVインクジェットプリンタ「UJ330H-160」を発表しました。この新製品は、ロール素材とリジッド(ボード)素材の両方に対応しており、幅広いグラフィック制作のニーズを1台でカバーできるのが特徴です。
これまでの330シリーズは、高画質と生産性で高い評価を受けており、UJ330H-160はその後継となります。ハイブリッド設計により、制作現場ではスペースを有効活用しながら、多様な素材への出力が可能になります。これによって、小規模な制作チームや限られた資源でも、広範囲なグラフィック制作が実現できます。
特に注目されるのが、新開発のベルト搬送システムです。このシステムにより、薄手のフィルムや布地の搬送が安定し、ウィンドウグラフィックやファブリックサインなど、さまざまな用途での出力が可能になります。また、リジッド素材の出力も高い安定性を保ちながら行え、オートバキューム機能やロックローラーユニットがそのスムーズな搬送を支えています。
画質面においても、UJ330H-160は業界トップクラスの性能を誇ります。高密度および高精細なプリントヘッドと独自の画質コントロール技術が組み合わされ、均一な色合いと滑らかなグラデーションを実現します。このプリンタでは、実用スループット14.0㎡/hという高い生産性が達成されており、短い納期でもクオリティを落とすことなく印刷が可能です。
さらに、オペレーターの経験に依存しない自動調整機能が強化されており、誰でも簡単に高品質な印刷を行える点も魅力です。加えて、新開発のUVインクは環境に優しい設計が施されており、安全性が高く、作業環境をより良くするための取り組みがなされています。国際的な環境規制にも目を向け、持続可能な製品開発に努めています。
技術革新の一環として、UJ330H-160は多層印刷や厚盛表現を可能にするRIPソフト「RasterLink7」との連携も図っています。これにより、出力から管理までをトータルでサポートし、制作現場の効率を飛躍的に向上させます。また、クラウド型モニターツール「PICT」を使用すれば、出力の状況を可視化し、よりスムーズな作業運営が実現します。
UJ330H-160の販売は2026年4月から開始予定で、価格は520万円(税別)。世界中で年間400台の販売が見込まれています。また、東京ビッグサイトで行われる「JAPAN SHOP 2026」などの展示会で、その実力を直接体験することができます。
ミマキエンジニアリングは常に「新しさと違い」を経営ビジョンに掲げています。UJ330H-160はその集大成とも言える製品であり、今後のグラフィック業界に新たな標準をもたらすことでしょう。産業用インクジェットなどを手がける企業として、これからも革新を続けていくことでしょう。