大阪に新たなクールな宿泊施設が誕生!
2023年10月1日、JLL(ジュニアラン・ラサール)が近畿地方に新たな宿泊施設「ハイアット セントリック なんば 大阪」の出店契約交渉を支援したことが発表されました。このホテルは、関電不動産開発の関連会社である関電アメニックスが手がける「(仮称) 難波千日前地点再開発プロジェクト」の一部で、2031年に15-28階にわたる高層ビルに開業予定です。
「ハイアット セントリック」は、ハイアットホテルズコーポレーションが展開するフルサービスのブティックホテルブランドであり、都市中心部に位置し、旅行者が地域の魅力を最大限に引き出す拠点を提供します。大阪では初めての「ハイアット セントリック」となり、267の客室、レストラン、ルーフトップバー、フィットネス施設、ファンクションスペースなど、充実した設備が整っているのが特徴です。
大阪市のインバウンド需要に応える
今回の開業を推進する関電不動産開発の社長、福本恵美氏、またJLLのエクゼクティブ ヴァイス プレジデントの大橋蔵人氏は、現在の大阪における外資系ホテルの状況について懸念を示しています。特に、「ミナミエリア」では、外資系ホテルの数が十分ではありません。この新しい「ハイアット セントリック」が開業することで、インバウンド観光客からの需要が見込まれています。
「ミナミの中心エリアに開業予定の『ハイアット セントリック なんば 大阪』は、自信を持ってインバウンド需要を取り込むことができるでしょう」と大橋氏は述べています。これにより、大阪市全体のホテル業界に新風を巻き起こすことが期待されています。
建設費高騰の中でのプレミアムホテル戦略
現在、建設費用は高騰しているものの、それに見合った高価格帯の客室単価(ADR)が期待できるプレミアムクラスのホテルに関する需要も高まっています。今後も、新しいホテルの開業が増える中、アッパーアップスケールやラグジュアリークラスのホテルへの注目が集まっています。また、従来のホテルについても、外資系ブランドへのリブランドに対する関心が高まっており、JLLはこのトレンドに応じた提案を積極的に行っています。
JLLの役割とグローバル展開
JLLは、不動産関連の全てのサービスを提供する総合不動産サービス会社です。オフィスやリテール、インダストリアル、ホテル、レジデンシャルに至るまで、幅広い分野で事業を展開しています。2024年には234億米ドルの売上高を見込んでおり、世界80ヵ国におよぶネットワークを駆使し、クライアントにとって最良の結果を導き出します。企業理念に基づき、地域社会や従業員にとって「明るい未来」への貢献を持続的に実現していく所存です。
結論
「ハイアット セントリック なんば 大阪」の開業は、大阪のホテル市場に新たな競争をもたらし、観光業の再開や活性化に寄与すると見込まれています。観光客にとって魅力的な宿泊施設が増えることは、地域にとっても嬉しいニュースです。これからますます注目が集まるであろうこのプロジェクトに、大いに期待が寄せられています。