芝浦スマエネ始動
2025-03-05 15:24:50

東京ガスと野村不動産が協力し芝浦に新たなエネルギーネットワークを構築

新たなエネルギーネットワーク「芝浦スマエネ」始動


東京ガス株式会社と野村不動産株式会社は、共同で設立した「東京ガス野村不動産エナジー株式会社」によって、芝浦エネルギーセンターの竣工を迎え、3月1日から新たなエネルギー供給をスタートしました。このネットワーク、通称「芝浦スマートエネルギーネットワーク」(芝浦スマエネ)は、芝浦地域冷暖房センターと新たに整備されたエネルギーセンターの連携により、効率的かつ安定したエネルギー供給を実現します。

芝浦スマエネの特長


芝浦スマエネは、再開発プロジェクトと既存の地域冷暖房システムとの連携を強化し、エネルギー供給の最適化を図ります。特に、東京ガスエンジニアリングソリューションズが運営する芝浦地域冷暖房システムは、再開発段階からこのプロジェクトに関与しており、既存の設備を最大限に利用することで、区域全体のエネルギー効率を約15%向上させることが見込まれています。さらに、芝浦地冷センターがエネルギーセンターの運営を遠隔で行うことで、プラント運用の合理化が進められています。

芝浦エネルギーセンターの主な特徴


芝浦エネルギーセンターは、以下に挙げる特長を持っています。
  • - 防災力の向上: 災害時にも供給可能な中圧の都市ガスを燃料として利用し、停電時でも発電可能なガスコージェネレーションシステムを導入。これにより、平常時の環境性向上にも寄与しつつ、非常時も電力供給を継続できる体制を整えています。
  • - 持続可能なエネルギー供給: このプラントでは、使用する電力やガスの全量を再生可能エネルギーとして調達し、CO2排出量を実質ゼロとすることを目指しています。特に、高効率燃料電池システム「FC-6M」を導入し、排が中のCO2を利用して除菌水を製造する最新技術も実践しています。

食の未来にも貢献


東京ガス野村不動産エナジーは、このスマエネシステムを活用して、芝浦地区の持続可能な街づくりを支援しています。エネルギー供給の高度化を通じて、地域の経済発展や環境保護に寄与することを目指しています。この取り組みは、未来の都市が求める「スマートシティ」への第一歩となるでしょう。

BLUE FRONT SHIBAURAプロジェクト


芝浦エネルギーセンターに供給されるエネルギーは、浜松町ビルディングの建て替え計画とも連動しており、具体的にはTOWER Sが2025年に竣工予定であり、30年度にはTOWER Nも登場します。この高層ツインタワーはオフィス、ホテル、商業施設、住宅を含む複合開発であり、新たなライフスタイルを創造することを目標としております。

東京ガスおよび野村不動産は、この「IGNITURE」ソリューションブランドを通じて、よりサステナブルでスマートな運営を図り、地域とともに成長していく姿勢を示しています。今後の展開に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
野村不動産ホールディングス株式会社
住所
東京都新宿区西新宿新宿1丁目26番2号
電話番号
03-3348-8878

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