プロメテックスがミャンマー地震被災地に太陽光発電で緊急支援を実施
株式会社プロメテックスホールディングス(本社:愛知県)は、今年3月末に発生したミャンマーの大地震に対し、迅速な復興支援を行うことを決定しました。この支援に当たっては、海外で培った太陽光発電の販売・施工ネットワークを活用し、独立電源システムや救助物資を提供することに注力しています。
緊急支援の背景と目的
ミャンマーでは、地震による甚大な被害が報じられており、生活インフラが停滞し、送電網が損傷したために広範囲での電力供給停止が発生しています。人々は「携帯が充電できない」「家族と連絡が取れない」といった電気のない生活に直面しています。プロメテックスは、現地スタッフと連携し、震源地に近いマンダレー地域に対して、避難所や医療施設に独立電源を供給する計画を進めています。
設置予定のシステムには、出力590Wの太陽光電池パネル4枚から8枚と、2kWhから6kWhの蓄電システムが含まれています。これにより、特に電力需要の高い場所に、必要なエネルギーを提供することが期待されています。
日本企業の責任
プロメテックスは日本企業として、これまで多くの国から支援を受けてきた経験を踏まえ、今こそ恩返しの時と考えています。そのため、必要な支援を即座に届ける企業となるべく、海外ネットワークを利用した支援活動を今後も継続する方針です。
ミャンマーでの電力供給の現状
ミャンマーの電化率は約58%(2021年時点)にとどまっており、特にヤンゴンでは日常的に計画停電が行われています。安定した電力供給は大きな課題であり、2030年には100%の電化を目指す目標が設定されていますが、政情不安などの影響で前進が難しい状況です。太陽光発電の普及は、この問題を解決する一助となることが期待されています。
プロメテックスは、現地法人の設立準備を進めており、2025年には法人化を計画しています。これにより、現地のビジネスパートナーと提携し、太陽光発電設備の供給から施工、アフターサポートまでを一貫して提供できる体制を整える予定です。
今後の展開
同社は2024年9月23日、カンボジアに現地法人「PROMETEX SOLAR CAMBODIA Co.,Ltd」を設立し、再エネの普及に向けた活動を拡大しています。プロメテックスは、これからも非電化地域での取り組みを進め、人々の生活を豊かにする活動を展開することを目指しています。
会社概要
株式会社プロメテックスホールディングスは、住宅用太陽光発電の提案・施工や法人向けの再生可能エネルギー事業を手掛けるエネルギー総合企業です。福祉や人道に対する責任を持ちながら、持続可能な未来の実現に向けて努力してまいります。詳細な情報は、
公式サイトをご覧ください。