新しいエイジングケア
2026-05-13 10:39:12

ミトコンドリアへの美容成分送達、新時代のエイジングケアを提案

株式会社コーセー、革新のカプセルを開発



株式会社コーセー(東京都中央区、社長:田中慎二)は、北海道大学 大学院薬学研究院の山田勇磨教授との共同研究を通じて、真皮内に存在するミトコンドリアに化粧品成分を効果的に届けるカプセルの開発を発表しました。ミトコンドリアは細胞のエネルギーを生産する重要な部分であり、その機能が加齢により低下することで肌の老化が進行します。この新技術により、有用成分を直接ミトコンドリアへ届け、エネルギー産生機能を維持・向上させる期待が寄せられています。

ミトコンドリアと加齢の関係



年齢を重ねるにつれて、多くの人が悩む「シワ」や「たるみ」。その主な原因の一つに、真皮内にある線維芽細胞のミトコンドリアのエネルギー生成の衰えが挙げられます。ミトコンドリアの機能が低下すると、肌のハリを保つためのコラーゲンやその他の成分の生成が滞り、最終的にシワやたるみが生じます。

この問題を解決するためには、ミトコンドリア周辺に有効成分を正確に届ける必要があります。コーセーは、エイジングケアの新たな可能性を開くカプセル化技術の確立に向けて研究を進めました。

新技術の詳細



本研究で焦点を当てたのは、北海道大学の山田勇磨教授が開発したナノカプセル「MITO-PorterTM」です。このカプセルはミトコンドリアの膜を通過する能力に優れています。コーセーはこれを応用し、自社の化粧品用ミトコンドリア送達カプセルを開発しました。

研究では、カプセルの成分組成、大きさの調整、製造条件の最適化など、多角的に検討が行われました。具体的には、肌表面から真皮への浸透性や真皮線維芽細胞への取り込みやミトコンドリアへの移行性を指標に、最高の性能を持つカプセルの開発を目指しました。

成分の浸透性と細胞への取り込み



開発したカプセルの真皮への浸透性を確認するため、ヒト皮膚を使用した実験が行われました。蛍光色素を含むカプセルを塗布し、その浸透量を測定した結果、従来のカプセルに比べ、はるかに多くの蛍光色素が真皮に到達することが分かりました。このことは、本技術が有効成分を肌の奥にある真皮まで届ける能力があることを示しています。

さらに、カプセルの真皮線維芽細胞への取り込み能力も評価されました。実験により、比較品よりも多くのカプセルが線維芽細胞に取り込まれることが確認され、その結果、蛍光色素がミトコンドリアの近傍に集まる様子が観察されました。

今後の展望



生体のエネルギー源であるミトコンドリアに直接アプローチするこの新技術は、次世代のエイジングケアの礎になることが期待されています。今後は、カプセルに含めるべき成分の追加研究を進め、ミトコンドリアの機能向上を目指すことで、革新的なエイジングケア製品の開発に挑む予定です。

コーセーは、この技術を通じて美容業界に新たな潮流をもたらすと共に、多くの人々の肌の悩みを解消する手助けができることを目指しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
株式会社コーセー
住所
東京都中央区日本橋3-6-2
電話番号
03-3273-1511

トピックス(コスメ・メイク・美容)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。