新潟食料農業大学、名誉ある賞を受賞!
2025年11月8日、公益財団法人「食の新潟国際賞財団」が主催する「にいがた食と農の未来学生ビジョンコンテスト2025」の決勝大会が開催されました。この密度の高いイベントにおいて、新潟食料農業大学のチーム「AquaRise」が最優秀賞(グランプリ)に輝く栄誉を手にしました。
AquaRiseの輝かしい挑戦
AquaRiスeは食料産業学科の3年生から構成されたチームで、メンバーは本田さん、塚本さん、市川さん、内田さん、島田さんの5人です。彼らの発表テーマは「推しは突然に。ふぞろいだけど輝く❝にいがただすけ❞トレカプロジェクト」。このプロジェクトは農水産業と消費者を繋ぎ、地域ブランドの持続的な発展を目指すものです。
現代の若者たちの中で流行している「推し活」に着目し、その経済効果がなんと3兆5千億円にも上ることを背景に、このプロジェクトを考案しました。また、トレーディングカード(トレカ)市場も3千億円規模とされています。彼らは、新潟の地域資源と推し活を組み合わせることで、地域の魅力を引き出そうと努力しました。
発表のインパクト
発表では、トレカの利用やSNS戦略を駆使した魅力的な内容が見られ、プレゼン資料にはキャラクターが音楽に合わせて踊ったり、波に乗ったりする動画も含まれ、観客を驚かせました。地域活性化に対する新しい視点を持つ彼らの取り組みは大いに評価され、見事にグランプリを勝ち取ることに成功しました。
審査員特別賞に輝いた中山ゼミ・越後ボーイズ
同じ大会で、食料産業学科の別チーム「中山ゼミ・越後ボーイズ」が部門A(自由テーマ)で審査員特別賞を受賞しました。このチームは、未利用魚であるマエソを使用した「新潟バーク」の開発をテーマに発表しました。マエソは通常、温暖な海域で漁獲されている魚ですが、近年の地球温暖化の影響で新潟でも水揚げされるようになっています。
彼らはこの未利用魚に対して真剣に取り組み、その利用方法を探求しました。発表ではマエソが持つ特性を理解しつつ、新たな料理方法としてハンバーグの開発に挑む姿勢を示しました。この試行錯誤と地域資源の活用を通じて、さらなる可能性を提案する彼らの発表も高く評価されました。
新潟食料農業大学の教育理念
新潟食料農業大学は学生に、食料産業の幅広い領域を理解するための教育を提供しています。1年生ではフードチェーン全体を把握することから始まり、2年生からはアグリ、フード、ビジネスの専門コースに進むことで、より深い知識と技術を身に付けることができます。
このように新潟食料農業大学は、地域をサポートし、学生に実践的な経験と知識を提供する場としての役割を果たしています。さらなる活躍を期待したいですね。