新たな未来を切り開く「白浜イノベーションハブ」設立
白浜町は、2025年4月1日に企業誘致と地域活性化を目的とした「一般社団法人白浜イノベーションハブ(Shirahama Innovation Hub、略称SIH)」を設立することを発表しました。この新たな法人は、白浜町、オーエス株式会社、株式会社オリエンタルコンサルタンツ、NECソリューションイノベータ株式会社の4つの組織が連携し、地域経済の活性化に寄与することを目指しています。
設立の背景
白浜町は観光業を中心とした経済構造を持っていますが、他の産業とのバランスが課題となっています。特に、少子高齢化や人口減少が進む中で、地域経済を支えるための新しい方向性が求められています。このため、外部から企業や人を呼び込むことが重要となっており、IT企業の誘致やワーケーションの取り組みが進められてきました。
これまでの活動を受け、更に高い次元で地域企業と進出企業が連携し、新たなプロジェクトを創出するための拠点が必要とされました。白浜町はこれを実現するため、オーエス株式会社やNECソリューションイノベータ株式会社と共に連携協定を締結し、2024年からはIT人材の育成と企業誘致を進めています。
新法人「白浜イノベーションハブ」の活動内容
「白浜イノベーションハブ」では、以下の活動を通じて地域の活性化を図ります:
- - 企業誘致: 新しいビジネスやサービス創出のための調査、実証実験の支援、企業と人材のマッチングなどを行います。
- - 人流創出: 地域内外の企業連携を進め、関係人口の育成と地域魅力の向上を図ります。
このハブは、地域の特性を最大限に活かした取り組みを推進する場として機能し、持続可能な地域経済の発展をのぞむものです。
具体的な取り組み
モニター調査
白浜フィールドを利用した新たなビジネスモデルの仮説検証を行うため、調査を2025年度より順次開始します。企業のニーズに応じた調査を通じて、地区の特性に適したビジネスチャンスを発見することを目指します。
人材育成事業
地域人材のスキルを高める取り組みは、2024年から引き続き実施されます。地元企業のニーズにマッチしたスキルを持つ人材を育成することで、地元経済の発展に寄与します。
ファムツアー企画
2024年から始まるファムツアーにおいて、東京事務所と連携し、進出希望企業向けに現地ツアーを企画します。これにより、実際に地域を体験しながら事業展開の魅力を感じてもらうことが出来ます。
参加の呼びかけ
「白浜イノベーションハブ」では、地域経済の振興に貢献したい方々を幅広く歓迎しています。正社員会員、賛助会員、特別会員として様々な形での参加が可能です。
この新たな取り組みが白浜町の未来を明るくし、地域発展に繋がることを期待しています。興味のある方はぜひ、ハブへの参加をご検討ください。