新機能「壁面日影解析」で環境シミュレーションが進化
環境シミュレーション技術を提供する
応用技術株式会社(本社:大阪市北区)は、新機能「壁面日影解析」を
まちスペース®に加えた。この機能により、ユーザーはWebブラウザ上で建物の壁面にかかる日影を簡単に視覚化できる。
日影解析の手軽さ
新機能では、ユーザーが特定の建物を選び、日影を解析したい時期を設定するだけで、特定の時間における日影だけでなく、一日のなかで継続的に日影の時間を色分けで表示する。これにより、誰でも簡単に建物の日当たり状態を理解できるようになる。これまで平面的に解析されてきた日影の情報が、壁面にまで及ぶことで、より全体的な環境の把握が可能となった。
デベロッパーや設計事務所にとっても、物件選びを行う一般消費者にとっても、この機能は数多くの情報を提供するための重要な材料となる。特に不動産開発を行う業者には、競争が依然として厳しい市場において、貴重な選択肢になるだろう。
まちスペースの本質
まちスペースは、1984年に設立された応用技術が40年以上の経験をもとに開発したソリューションであり、環境シミュレーションのハードルを下げることを目的としている。国土交通省のPLATEAUデータを活用することで、高い精度の解析が実現。さらに、Webブラウザを通じて手軽に操作ができるため、アプリのインストールや複雑なデータ処理をする必要がない点も利用の便利さを際立たせている。
将来的な展望
今後、この新機能に留まらず、日影解析だけでなく、騒音や風況などの解析機能も追加予定だ。これにより、より幅広い環境解析ニーズに応じたサービスへの進化が期待されている。多様化する都市の問題に応えるために、応用技術はさらなる技術革新を推進していく。
新機能が市場に登場したことで、ますます利便性が向上する
まちスペース。これまで専門家だけが使用できた環境シミュレーションツールが、一般消費者にとっても手の届く存在になる。その先に待つ未来の都市づくりに、今から期待が高まる。
会社概要とお問い合わせ
応用技術株式会社は、ものづくり支援や
BIM/CIM、
GISを駆使したソリューションサービスを展開し、防災・環境分野においてもエンジニアリングサービスを行っている。顧客の課題を価値に変えるためのイノベーションを追求している。
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応用技術株式会社 マーケティング戦略部(Email:
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