自律走行ロボット「Starシリーズ」が新たな時代を切り開く
ロボットバンク株式会社が開発した自律走行搬送ロボット「Starシリーズ」は、最新技術によってエレベーターと連携する機能を実現しました。この革新により、これまで単一フロア内に限定されていた自律走行ロボットの運用が、一気に多階層施設へと広がります。これにより、工場、倉庫、オフィスビル、ホテル、病院など、さまざまな環境での自動搬送が可能となりました。
従来の課題からの脱却
これまでは、自律走行搬送ロボット(AMR)はフロアごとに配置しなければならないため、オペレーションが複雑であったり、手動での搬送が求められたりする場面が多く存在しました。このような「フロアの壁」という問題を解決するため、ロボットバンクは「Starシリーズ」に新機能を実装することになりました。
エレベーターとの連携:
新たに追加されたエレベーター連携機能では、AMRが自らエレベーターを呼び、乗り込み、目的の階へ向かうことが可能です。具体的には、以下の一連の動作が自動化されています。
- - エレベーターの呼び出し
- - 乗車と目的階への移動
- - 降車後、搬送タスクの継続
これにより、多層階施設においても中断なく自動搬送が行えるようになり、従業員はより価値のある業務に集中できる環境が整います。
巨大な稼働領域の実現
「Starシリーズ」の最大の特長の一つは、そのマッピング能力です。東京ドーム約2個分に匹敵する10万㎡の広大なマップを記憶し、複雑な作業を正確にこなすことができるのです。水平方向に加え、垂直方向への移動能力も兼ね備えた「Starシリーズ」は、多層階の施設をまるで一つの巨大な空間として扱える可能性を秘めています。
幅広い利用シーン
「Starシリーズ」のエレベーター連携機能により、自動搬送の利用シーンはまさに無限です。以下のような現場での活用が期待されています。
多層階倉庫・工場
原材料の入荷フロアから製造ラインフロア、さらに製品の出荷フロアまで、複数のフロアをまたぐ工程での搬送を完全自動化します。
病院・ホテル
薬剤や検体、リネンといった物品の配送を効率化し、スタッフがより重要な業務に専念できるようサポートします。
大規模オフィスビル
郵便物や社内便の配送、書類の回収、警備巡回などを自動化することで、人の作業負担が大幅に軽減されます。
「Starシリーズ」は、ビジネスにおける“縦の壁”を打ち破り、顧客のビジネスのスピードを加速する最も信頼できるパートナーとなります。
導入について
「Starシリーズ」のエレベーター連携機能はオプションサービスで、導入を検討している施設のエレベーター仕様に基づいてカスタマイズされます。詳細については、ロボットバンクの公式サイトからお気軽にお問い合わせください。
会社概要
ロボットバンク株式会社は「ロボットで未来を創る」を理念に掲げ、各分野においてロボットソリューションを提供しています。お客様の課題を理解し、最適なロボット導入から運用サポートまでを行い、現場の自動化を推進しています。
製品ページ
会社HP