2026年2月11日から5月11日まで、東京・六本木の国立新美術館で「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」が開催されます。この展覧会では、テート美術館のコレクションを中心に、1990年代の英国アートの多様な表現を紹介し、57組のアーティストによる約100点の作品を展示します。この時代のアートが世界に与えた影響を探る機会となることでしょう。展覧会は、東京の後、6月からは京都市京セラ美術館へ巡回します。
本展のアンバサダーとして、音楽家の細野晴臣とアイドル・俳優の齋藤飛鳥が選ばれました。細野氏は、90年代の英国アートと自身の音楽活動に通じるものを感じていると語り、今回の展覧会に寄せる期待を表明。音声ガイドやトークイベントを通じて、アートの魅力を観覧者に伝える役割を果たします。一方、齋藤氏もロンドンのテート・モダンでの印象を語り、その体験が今回の展覧会にどのように活かされるかが楽しみだと述べています。
前売券は、2023年12月4日から販売が開始され、特定のデザインのトートバッグが付いた限定の前売券も登場します。価格は一般2,300円、大学生1,500円、高校生900円で、前売券はそれぞれ200円引きとなっています。また、中学生以下は入場が無料で、障害者手帳を持つ方も無料で入場可能です。観覧日が設けられており、高校生は3月25日から27日の間、無料で入場できるため、この機会を利用して多くの学生にアートに触れてもらいたいと考えています。
展覧会では、90年代の英国アートを代表する多様なアーティストたちの作品が展示されます。特に、ダミアン・ハースト、ジュリアン・オピー、トレイシー・エミン、スティーヴ・マックイーン、ヴォルフガング・ティルマンスなどが名を連ね、各章ごとのテーマに沿った展示が行われます。展覧会は、アートを通じて歴史を振り返り、文化の変遷を感じ取ることができる貴重な機会となります。
開幕初日には、テート美術館のキュレーターによるオープニング・トークも予定されています。参加は無料で、事前に一般観覧券を提示することで参加が可能です。さらに、国立新美術館の研究員によるガイドツアーも行われ、展示を深く理解するための助けとなります。
細野晴臣は、80年代にロンドンのアートシーンを体験し、その革新性や変化に衝撃を受けたと語ります。また、齋藤飛鳥は、アートを身近に感じ、誰でも楽しめるものだという意識を広めたいとコメントしています。
この展覧会は、アートに親しむきっかけとなり、訪れる人々に感動や新たな発見を提供することを目指しています。テート美術館とのコラボレーションを通じて、英国アートの魅力を日本で存分に味わえる貴重な機会なので、ぜひ足を運んでみてください。
公式サイトでは、チケット情報や展示概要などが随時更新されていますので、事前にチェックしておくことをお勧めします。ぜひ、90年代の英国アートの世界を体感してください。
テート美術館との協力により実現するこの展覧会で、皆様をお待ちしています。