日本最大級の陸上養殖
2023-04-17 18:53:31

三重県津市に日本最大級の陸上養殖施設が誕生!ソウルオブジャパンが着工

三重県津市に新たな陸上養殖施設の工事が開始



2023年4月17日、ソウルオブジャパン株式会社は三重県津市において、日本最大級の陸上養殖設備の工事を開始しました。このプロジェクトでは、アトランティックサーモンを対象とした閉鎖型陸上養殖施設が建設されます。

新工場の概要



施設の敷地面積は約14ヘクタール、延床面積は70,000平方メートル程度を予定しており、主要な建物は8棟に及びます。最大の建物は約16,500平方メートルの床面積を持ち、6棟の養殖施設と食品加工場、管理棟を含む設計となっています。建物は主に鉄骨構造で地上2階建てとなります。

建設工事は段階的に進められ、最初に卵を受け入れる孵化施設(4,400平方メートル)を完成させ、その後、成魚の育成に合わせて順次建物が建設されていく予定です。

地鎮祭のご案内



着工にあたり、地鎮祭が以下の日程で行われます。取材や撮影も受付可能です。
  • - 日時: 2023年4月24日(月)午前11時から11時30分まで
  • - 場所: 三重県津市森町5000-2(ニューファクトリーひさい工業団地内)

環境に配慮した養殖方式



ソウルオブジャパンの新施設では、最先端の閉鎖循環陸上養殖方式(RAS)が採用されます。この方式は、生産効率や環境保全の観点から高度に制御された工場内で魚の育成を行い、卵の孵化から成魚までの一貫した養殖が可能です。環境や魚に優しいこの技術により、薬品やホルモン剤を使用せず、安全で安心できる国産製品を安定的に供給します。

持続可能な食料供給に向けて



日本において、魚食文化の広がりや人口増加から、サーモンの需要が増すことが見込まれています。一方で、海面の養殖は潮流などの自然条件に依存するため、陸上養殖は今後の安定供給を実現する手法として期待されています。今回の施設は、アトランティックサーモンを鮮度良く安定的に供給することを目的としています。

日本における魚の自給率が50%以下とされる中、全量を輸入に頼っていたアトランティックサーモンの生産がこの新工場によって可能になります。地域社会に貢献し、日本の食料自給率向上にも寄与することを目標に掲げています。

会社概要



  • - 会社名: ソウルオブジャパン株式会社
  • - 本社所在地: 東京都港区南青山一丁目15番3号
  • - 創立: 2018年10月
  • - 事業内容: アトランティックサーモンの陸上養殖(RAS式)・加工事業、輸入販売事業
  • - 代表者: 代表取締役社長 エロル・エメド

この取り組みが、地域の経済の活性化や、より高品質な食材の提供に貢献することを期待しています。

会社情報

会社名
ソウルオブジャパン株式会社
住所
東京都港区南青山東京都港区南青山1-15-3ペガサスビル2階
電話番号
03-6379-2480

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