西ノ内和紙のマネキン
2021-12-16 17:26:52

無形文化財『西ノ内和紙』を用いた次世代マネキン『Waltz』の開発

無形文化財「西ノ内和紙」を使用したマネキン『Waltz』



新たなスタイルのマネキン『Waltz』が、無形文化財の「西ノ内和紙」を素材に開発されました。このプロジェクトは、茨城県常陸大宮市の地域貢献を念頭に置いて行われ、伝統的な和紙を使用することで、環境に配慮した製品として注目を集めています。

開発の背景



トーマネは、長年茨城県でビジネスを展開してきました。この地方での貢献を目的に、無形文化財である西ノ内和紙を活用した和紙マネキンを開発しました。伝統的な和紙の強度を活かしながら、環境保護や地域資源の有効利用に寄与することを目指しました。

製品の特長



1. ナチュラルな素材


『Waltz』は、那須楮100%から作られた西ノ内和紙を使用しています。この和紙は、強度が高く、見た目にも美しい特徴を持っています。

2. 軽量化の成功


従来の製品に比べ、重量をおよそ80%も削減することに成功しました。この軽量化は、使い勝手を大幅に向上させる結果となります。

3. 労働環境への配慮


軽量化により、輸送コストの削減や組み立て時の重労働の負担軽減が実現。さらに、有機溶剤を使用しない製造工程が採用されているため、作業環境が安全で健康的です。

4. リサイクル可能


完成したマネキンは再び和紙に戻すことができるため、廃棄物の削減へ繋がります。リサイクルの観点からも、大きな利点があります。

5. 地域貢献


『Waltz』の開発を通じて、西ノ内和紙の需要を喚起し、その認知度を高めることで、地域文化の保存を支援します。

環境への取り組み



トーマネは、有機溶剤を一切使用せず、安全な労働環境を提供しています。これは作業者にとっての健康リスクを減少させ、継続的な環境保護に寄与します。また、『Waltz』は可燃物として破棄することができ、環境負荷が非常に低い製品です。

今後の展開



今後は『Waltz』の特性をさらに研究し、強度や防湿性能を向上させることを目指しています。また、和紙造形技術に特許を申請しており、他の製品開発にも応用できる可能性があります。将来的には、日本の文化を海外にも広めることを視野に入れ、「Waltz」の普及を図ります。

販売とレンタルの情報



『Waltz』の価格は30万円から50万円(税込)で、レンタルは月額1万3000円から2万円を予定しています。レンタルサービスは、2年以上の長期契約から利用可能です。また、2022年4月からの発売を予定しています。

会社情報



トーマネは1934年に設立され、日本人形の名工「永徳齊」がルーツです。現在もお客様のニーズに応え、商空間の提案を行っています。ウェブ販売を通じて、店舗内装デザインにあらゆる形で関与し続けています。

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このように、和の文化を未来に繋げる画期的な試みの一つが『Waltz』です。私たちの伝統と現代技術が融合した新たなマネキンが、文化の継承と持続可能な社会への貢献に寄与していくことを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社 トーマネ
住所
東京都中央区銀座1-11-1東京橋ビル
電話番号
03-6367-9860

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