日本最大規模のブランド評価調査、注目ブランドがノミネート!
株式会社日経BPコンサルティングが主催する「ブランド・ジャパン2025」では、2025年に発行予定の調査レポートに向けた1,500ブランドのノミネートリストを発表しました。このプロジェクトは、一般生活者とビジネスパーソンの視点から、各ブランドの評価を集めるもので、日本国内でのブランド価値を測る重要な指標となっています。
ブランド・ジャパンとは?
「ブランド・ジャパン」とは2001年に始まった、日本最大規模のブランド評価調査プロジェクトであり、今年で25回目を迎えます。調査は二つの編成から成り、一般生活者編では1,000ブランド、ビジネスパーソン編では500ブランドの評価を集める形式です。これにより、生活者の心の中にある“旬のブランド”が明らかになります。
調査対象の選定には、前年度の「ブランド想起調査」が参考にされています。この調査により、生活者が最も評価しているブランドが明らかになり、ノミネートされる訳です。
注目のノミネートブランド
2025年の調査では、一般生活者編に新たにノミネートされたブランドが48あり、その中には、食の分野から「ナッシュ」や「大戸屋」、エナジードリンクの「モンスターエナジー」、家電の「NVIDIA」などが含まれています。特に注目されるのは、食品宅配サービスやエナジードリンク、スーパーマーケットなどの商材カテゴリが目立つ点です。
ノミネートブランドのジャンル別概要
- - 衣類: アダストリア、Bottega Venetaなど
- - 食品: ナッシュ、大戸屋、ヤマキ
- - 住まい: 伊東屋、エアウィーヴ、テンピュール
- - 健康・福祉: アリナミン、モンスターエナジー
- - 電機・IT: NVIDIA、オーディオテクニカ
- - 流通: ロピア、アピタ、楽天ラクマ
- - 趣味・レジャー: エニタイムフィットネス、ヨネックス
ビジネスパーソン編では、「NVIDIA」「Daigasグループ」「長府製作所」「日立建機」がノミネートされています。これらのブランドは、それぞれの業種において高い評価を得ていることが示されました。
調査方法とデータの収集
「ブランド想起調査」では、2024年8月に実施され、1,800のサンプルが集まりました。インターネットを介した調査により、各分野で好感を持つブランドが自由に記入され、具体的な評価が得られます。この純粋想起調査では、生活者がどれだけブランドを高く評価しているかを測定することが可能です。
今後の展望
「ブランド・ジャパン2025」は、ブランドの認知度や価値を測る上で重要な指標と言えるでしょう。これにより各企業は、顧客の求める価値を把握し、今後のビジネス戦略に活かしていくことが期待されています。ブランドを通じて、消費者との関係を構築することが、今後のビジネスにおいても重要となるでしょう。2025年の報告書発行が待たれます。