自動運転研究開始!
2020-11-27 11:11:30
TRUST SMITHが東京大学と提携しトレーラー自動運転研究を開始
TRUST SMITHと東京大学が挑む自動運転の未来
自動運転は、モビリティ分野で注目される革新的な技術として、さまざまな企業や研究機関において研究が進められています。TRUST SMITH株式会社は、その歴史において重要な一歩を踏み出しました。東京大学の小野晋太郎特任准教授と学術指導契約を結び、トレーラーの自動運転に関する研究開発に着手すると発表したのです。
研究開発の背景と目的
自動運転技術は、次世代の自動車産業において欠かせない要素とされています。特に日本では、労働人口の減少に伴って製造業や運送業の人材確保が難しくなっている現状があります。これに加え、新型コロナウイルスの影響で工場内での感染リスクも増大し、オートメーションの必要性が急速に高まっているのです。そこで、TRUST SMITHは高度な安全性と信頼性を兼ね備えた自動運転技術の開発を急務としています。
小野晋太郎特任准教授の役割
小野氏は、東京大学生産技術研究所の特任准教授で、機械情報モビリティ工学を専門としています。彼は、交通工学や制御工学、情報通信工学など、複数の分野を横断的に研究し、次世代のモビリティの発展に寄与してきました。また、小野氏は「次世代モビリティ研究センター」では、CGや運転シミュレーションの研究を進め、交通安全の向上に努めています。
TRUST SMITH株式会社の技術力
同社がこれまでに開発してきた技術の一部も紹介しましょう。まず、運転者予測AIがあります。これは、運転者の行動を予測するアルゴリズムで、他の運転者の表情や手の動きから意図を汲み取るものです。また、ローカルプランナーという技術は、リーマン計量を応用した経路設計アルゴリズムを使用しており、障害物の位置だけでなく、速さや加速といった要素も考慮したリアルタイムの計算が可能です。これにより、物流の効率が大幅に向上します。さらに、配車システムも進化中で、トレーラー間の通信を通じて最適な運行計画を自動実行する仕組みが整いつつあります。
今後の展望
TRUST SMITHと小野准教授の連携により、自動運転技術の安全性や信頼性がさらに向上することが期待されます。今後は、閉鎖環境におけるトレーラー自動運転の研究を進めつつ、将来的には公道での完全自動運転の実現を目指します。これは、物流業界だけでなく、広く産業界全体にも大きな影響を与える可能性があるでしょう。業界の未来を切り拓くこのプロジェクトにぜひ注目していきたいです。
会社情報
- 会社名
-
SMITH & FACTORY株式会社
- 住所
- 本郷4丁目1-1菊花ビル701
- 電話番号
-
03-6822-3993