Urthが新たな資金調達を実施
株式会社Urthが、株式会社コロプラネクストやスペースシードホールディングス株式会社などの投資家からの支援を受け、第三者割当増資および融資によって、2024年10月のシードラウンド2nd closeにて3,100万円を調達しました。この資金調達により、Urthの累計資金調達額は約1億600万円に達しました。
メタバース市場への挑戦
Urthは、日本の建築士を活用するユニークなビジネスモデルを展開し、メタバース空間の構築や運用コストを抑える技術力を持っています。この強みを生かし、前回の資金調達後も事業活動を活性化させ、市場シェアや収益を高める基盤を強化しています。今後は、さらなる市場シェアの拡大や売上・利益の向上を目指し、国内メタバース市場やアジア市場の開拓に注力する計画です。
投資家からの期待
この資金調達に際して、さまざまな投資家からのコメントも寄せられています。株式会社コロプラネクストの椎木秀樹氏は、Urthの取り組みが建築業界とメタバースを融合させることで、新たな市場を開拓する姿勢に期待を寄せています。特に、建築家ネットワークを活用し、メタバース上のクリエイター不足という課題に挑む姿勢が評価されています。
さらに、スペースシードホールディングスの鈴木健吾氏は、Urthの技術力とビジョンに可能性を感じており、業界の制約を超えた新たなデジタル空間の創出が期待されています。NYKYの山根陽一氏も、Urthのスタンスに共鳴し、業界の課題解決に貢献できることを強調しています。
代表者のコメント
UrthのCEO、田中大貴氏は、前回の資金調達から約半年間で技術力の優位性を確立し、メタバース市場でのシェアや利益につながったと話しています。彼は、Urthが急速に成長しているブラウザ型メタバースシステムの提供企業であることを誇りに思っており、今後の成長に自信を見せています。さらに、日本独自の建築デザイナーの豊富なリソースを生かし、メタバースだけでなく現実の空間を有効活用した自由な表現を実現する世界を追求し続けると述べています。
採用活動
また、Urthでは新たな仲間を募集中です。建築業界のポテンシャルを最大限に引き出し、新たな価値を創造する挑戦を一緒に行うことを熱望しています。
metatellの特徴
Urthが提供するメタバースサービス「metatell」には、ユーザーの課題解決に適した理想のメタバース空間が用意されています。Webブラウザ上で入室が可能な点、建築デザイナーが設計した3D空間のクオリティ、自由にカスタマイズ可能な管理システム、定量的な分析機能は、特に注目されています。
詳細は公式サイトで確認することができます。
Urthの概要
Urthは、2019年度に早稲田大学GapFundProjectsからの支援を受けて創業。ミッションは「すべての個人が輝く社会をつくる」というビジョンのもと、メタバース事業とブロックチェーン事業を展開しています。所在地は東京都新宿区、西早稲田にあり、設立は2020年1月20日です。公式サイトも是非ご覧ください。