推し活と企業のコラボパッケージ:調査結果の発表
ここ最近、「推し活」という言葉が若者を中心に流行し、多くの人々が自身の「推し」キャラクターや作品に対する愛情を表現しています。今回は、その「推し活」が企業やブランドにどのような影響を及ぼすかについて、株式会社NEXERが実施したアンケート調査の結果をご紹介します。
調査概要
この調査は、株式会社NEXERがスプリックと共同で行ったもので、全国の「推し活をしている」と回答した263名の男女を対象にしています。調査は2024年7月8日から7月12日までの間に実施され、多様な質問が行われました。調査の結果、なんと79.2%の人々が推しとのコラボレーションによって企業やブランドに好感を抱いた経験があることが分かりました。
コラボのきっかけと商品購入について
まず注目すべきは、50%近くの人たちが「今まで一度も買ったことが無かったが、推しのコラボパッケージをきっかけに買った商品がある」と回答した点です。具体的には、菓子類や飲料、日用品など、多岐にわたる商品が対象となっています。例えば、ある回答者は「好きなキャラクターがパッケージになっていたのでお菓子を買った」と答え、また別の方は「自販機で推しが写っているペットボトルを見て、欲しくなった」と述べています。
これからは、企業やブランド側も推しとのコラボレーションをすることで新たな顧客層の獲得が期待できます。推しを目当てに商品を手にすることは、商品への新しい視点が生まれるチャンスでもあるのです。推し活を通じて、リピーターを生む効果も期待されているのです。
コラボ商品の保管事情
次に調査したのは、推しのコラボパッケージを購入した人々の商品の保管状況です。66.2%の方が「推しのコラボパッケージを保管している」と回答しており、その保管方法には様々な工夫が見られました。
若い世代の中には、安全に保管するために「ジップロックに入れたり、ファイリングしている」と答えた人が多く、よりアーティスティックな保存法を工夫している様子が伺えます。その一方で、「特別な箱に入れて保管している」という性格をしっかりと持った締まりをしている方もいました。
企業に対する好感度
そして、推しとのコラボを通じて企業やブランドに好感を持った方が79.2%もいたことには驚きです。具体的な理由としては、「対応が丁寧だった」「推しの良さを引き出してくれた」といった声があり、コラボレーションを行っている企業の努力が、消費者の心に響いている結果が見られました。
新たな顧客を得るために、企業が消費者のニーズに合わせるとともに、特徴的な商品作りが行われることが期待されます。
まとめ
今回の調査を通じて、「推し活」が企業イメージや顧客獲得にどれほどの影響を与えるかが明らかになりました。特に、79.2%という高い数字は、このトレンドが企業にとって貴重なマーケティングツールであることを示しています。
推しとのコラボレーションは企業にとって新しい顧客を掴む絶好の機会です。この機会を逃さず、魅力的な商品を展開していくことが重要になってきています。