新しい暮らしのパートナー、オムロンの「KPBP-Aシリーズ」
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社は、2023年8月および12月に新たに発売する蓄電池ユニット2機種を発表しました。この蓄電システムは、近年増加する自然災害や電気料金の高騰に対応し、より多くの家庭にとって必要不可欠な存在となってきています。本シリーズでは、国内で最もコンパクトな屋内設置用蓄電池ユニットとして、6.5kWhと9.7kWhの2つのモデルが提供されます。
蓄電池の必要性
最近では、地震や台風といった大型の自然災害が頻発し、停電備えとしての蓄電システムの重要性が一段と高まっています。また、電気料金の高騰や太陽光発電の卒FIT(固定価格買取制度終了)により、自宅で発電した電力を効率良く蓄える需要も急増しています。
さらに、新たな取り組みであるVPP(バーチャルパワープラント)を用いたエネルギー管理が進む中、地域全体の電力需要と供給を効率的に調整するニーズも強まっています。このような背景から、オムロンの KPBP-Aシリーズは、私たちのエネルギーをより効果的に活用するためのソリューションを提供します。
新機種の特徴
新たに追加された6.5kWhと9.7kWhの両モデルは、従来型に比べ約27%の容積削減を達成し、国内最小クラスの蓄電池ユニットとして、住環境に溶け込むデザインが特徴です。以下に主な特長を詳述します。
1.
小型でフレキシブルな設置
新しいユニットは設置面積が約14%小さくなり、狭い屋内でも無理なく使用できます。特に、6.5kWhタイプは厚さ137mmという最薄クラスで、玄関や廊下などの設置にも違和感がありません。
2.
スタイリッシュなデザイン
白を基調とした現代的な外観により、住宅空間に自然に溶け込む形状となっています。外見だけでなく、機能的にも快適な使用を実現しています。
3.
さまざまな温度条件にも対応
新モデルは、使用温度範囲の下限を従来の-10℃から-15℃に拡張し、寒冷地でも問題なく運用可能です。これにより、より多くの地域での設置が可能になり、まさに全家庭向けと言えます。
システムの柔軟性
KPBP-Aシリーズは多機能性も兼ね備えており、単機能ほか、ハイブリッドシステムとのコンビネーションも可能です。具体例を挙げると:
- - 単機能蓄電システム:蓄電池単体での利用
- - ハイブリッド蓄電システム:太陽光発電と蓄電池を結合した使用
- - 全負荷型ハイブリッド蓄電システム:停電時でも家庭全体をバックアップ可能な先進システム
まとめと今後の展望
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社は、尖端の技術により、私たちの生活にさらなる安心と快適さを提供することを目指しています。これからもIoT、AI、ロボティクスを活用し、私たちの生活環境をより良いものにするソリューションを展開していくことでしょう。KPBP-Aシリーズは、まさにその第一歩であり、私たちの暮らしのパートナーとなることでしょう。