株式会社イノセントが新たに販売を開始した『スマートコルツヒーター』は、温度管理に革新をもたらす画期的な製品です。このヒーターは、国内初となる個別温度調整機能を備えており、特に畜産業における環境管理の効率化を図ります。
省エネと自動温度管理の特長
このヒーターの最大の特長は、温度設定が一度行われれば、その後は自動で運転が行われる点です。温度センサーが搭載されており、設定した温度になると省エネモードに切り替わります。この機能によって、無駄な電力消費が抑えられ、作業時間も大幅に短縮されます。
2つのモデル
『スマートコルツヒーター』には、基礎的な機能を実装したモデルⅠと、さらに進化したモデルⅡがあります。モデルⅡは、4週間の完全自動制御機能を持っており、毎週温度を自動で調整します。これにより、子豚が育つに従い快適な温度を維持し続けることが可能です。
出荷時の設定では、モデルⅡは1週間目に36℃、2週間目に33℃、3週間目に30℃、4週間目に27℃と自動的に調整されます。また、ユーザー自身が環境に合わせて設定を変更することもでき、利便性が高まります。
安全性とユーザビリティ
このヒーターには、安全性を確保するための機能も搭載されています。例えば、センサーが50℃以上の温度を感知した場合、または本体が50度以上傾いた場合には自動的に運転が停止する安全機能があります。また、IPX4の防水等級を取得しているため、多少の水濡れにも対応でき、安心して使用できます。
畜産業の課題解決
従来の家畜用ヒーターは、手動のスイッチ切り替えが必要であり、温度管理も各施設の特徴に合わせて設定しなければなりませんでした。しかし、スマートコルツヒーターは自動調整機能により、これらの課題を解決することが期待されています。人手不足が深刻な問題となる中で、この製品は効率的な作業環境を提供し、経済的にも優れた選択肢となることでしょう。
導入実績とエンドースメント
実際に、東北に拠点を持つ株式会社美保野ポークでは、すでにこのヒーターが導入されています。同社の代表は、エネルギーコスト削減と共に生産コストの圧縮が実現できると高く評価しています。また、インターヒートのCEOパク氏もイノセントとのパートナーシップを通じて、スマートコルツヒーターが日本市場での需要に応えることを期待しています。
企業の取り組みと今後
株式会社イノセントは、畜産資材からIoT導入までを総合的に支援する企業として、長年の経験をもとに製品の質向上を目指しています。今後も、使用者のニーズに応える製品を追求し、畜産業の発展に寄与する姿勢を維持していくことでしょう。
お問い合わせ
製品に関するお問い合わせは、株式会社イノセントのウェブサイトをご覧ください。新しい技術を取り入れて、安全で快適な環境作りを目指すスマートコルツヒーター。ぜひ、この機会に注目してみてはいかがでしょうか。