エウレカ株式会社の新しい画像認識ソフトウェア開発キット
エウレカ株式会社は、ティアフォー社製のC1カメラに接続可能な画像認識ソフトウェア開発キットを発表しました。この製品は、62歳以上の従業者が増加する中での建設や製造業界の深刻な人手不足に対する解決策を目指しています。この開発キットは、最大で4台(オプションを適用すれば6台)のC1カメラを接続することができ、特に産業車両における安全対策や自動運転化の効率化に寄与すると期待されています。
新技術の導入
画像認識技術やAIを活用した新しいソリューションは、業界全体での生産性向上を図ります。今回発表された開発キットは、低価格で高機能を実現しており、特にRockchip RK3588を搭載することで、コストパフォーマンスに優れたシステムを実現しました。これにより、従来の複雑な環境を必要とせず、開発者は容易にプロトタイプの評価を開始できるのです。
開発の手軽さを追求
このSDKは、利用者が購入後すぐに試せるよう、プリインストールされたドライバやサンプルアプリが同梱されています。「箱から出して30分でC1カメラのデモンストレーションを開始」といった手軽さは、特に開発者にとって大きな魅力です。
含まれるサンプルアプリは4種類あり、単眼カメラ表示、4カメラ同時表示、物体検出、セマンティックセグメンテーションが利用可能です。これにより、手軽に様々なデモンストレーションを行うことができ、参加者の興味を引くことでしょう。
産業用ロボット開発の革新
エウレカ株式会社は、ティアフォー製C1カメラを利用したロボットや自動運転システムのSDKとして、OpenCVやROS2の活用も進めています。これにより、ロボティクスや自動運転における新しい可能性が開かれ、高度なプロジェクトへの応用が期待されています。
展示会での実演
本発表に伴い、エウレカ株式会社は9月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「第27回自動認識総合展」にて、同製品のデモ展示を行う予定です。この場では、C1カメラを使用した安全デバイス「シンクステラフレキシンC1」もお披露目され、産業用途向けの自動運転機能も体験できるかもしれません。
価格と今後の展開
希望小売価格は250,000円(税抜)で、受注は2025年10月1日から開始されます。エウレカ株式会社は今後も引き続き、産業車両の効率化に向けた新しい機能の追加を進めていくことを予告しています。
詳細情報やお問い合わせは、エウレカ株式会社のメールアドレス(
[email protected])までどうぞ。