神奈川県 大和市 大和シティー・バレエ 雪月花 菅井円加

大和シティー・バレエ『雪月花』: 日本古来の四季折々の美しさをバレエで表現

神奈川県大和市を拠点とする大和シティー・バレエが、2024年8月17日(土)にやまと芸術文化ホールにて、オリジナルダンス作品『雪月花』を上演します。

この作品は、日本の伝統的な美意識である「雪月花」をテーマに、バレエ、日本舞踊、和楽器演奏を融合させた、新しい表現に挑戦する作品です。雪、月、花をテーマにした3つの物語が、それぞれの個性的な振付と音楽によって展開され、観客を魅了する舞台となっています。

3つの物語

雪「ゆきひめ」

井上バレエ団のレパートリーとして知られる「ゆきひめ」は、バレエと日本舞踊の融合を目指した作品として1972年に初演されました。小泉八雲の『雪女』を題材に、白いバレエの世界と日本舞踊の雪の世界が美しく調和した、日本らしいバレエの金字塔的作品です。

今回の公演では、ハンブルクバレエ団プリンシパル菅井円加と、新国立劇場バレエ団ファーストソリスト福田圭吾が主演を務めます。美しく切ないワーグナーの旋律にのせて、新たな「ゆきひめ」が誕生します。

月「月夜に集う民の詩」

日本のコンテンポラリーダンスを牽引してきた二見一幸が新作を手がけます。抽象的な表現の中に、月の光が人間の心の奥底を照らし出す、深く心に響く作品です。月の光に集う人々の意識が交錯し、様々な関係性が生まれては消えていく様を、美しいダンスで表現します。

花「桜の森の満開の下」

近年、日本の物語をモチーフに作品を制作してきた池上直子が、坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」を題材にした新作に挑戦します。美しい女と山賊の歪んだ愛を、美と残酷さを対比させながら表現する、妖しくも壮絶な作品です。藤間蘭黄と本島美和の円熟した演技が、劇場の空間を忘れさせるほどの迫力です。

大和シティー・バレエ

大和シティー・バレエは、バレエとコンテンポラリーダンスを中心に活動するバレエ団です。伝統芸能とのコラボレーションなど、常に新しい表現に挑戦し、ダンス、音楽、ストーリーが調和した、斬新で躍動感あふれる舞台を創り出しています。

公演概要

公演日時: 2024年8月17日(土) 16時15分開場／17時00分開演
会場: やまと芸術文化ホール メインホール（神奈川県 大和市 大和南 1丁目8-1 シリウス 1階）
チケット料金: +S席: 8,800円　S席: 6,600円　A席: 5,500円　B席: 4,400円（全席指定・税込）

チケットはカンフェティにて発売中です。

この機会に、大和シティー・バレエの『雪月花』で、日本の伝統美とバレエの融合による、新たな表現の世界を体感してみてください。