ヤマトプロテックが熱中症対策義務化に向けた取り組みを強化

ヤマトプロテックが取り組む熱中症対策

2025年6月、熱中症対策が企業に求められる法的な義務となることが決まりました。この背景には、特に工場や建設現場における熱中症のリスクが増大しているという現状があります。これに応える形で、ヤマトプロテック株式会社では、従業員の命と健康を守るためのさまざまな対策を講じています。

経営理念に基づく取り組み

当社は「かけがえない命と財産を守る」という理念のもと、事業を展開しています。この理念は社員にも適用され、特に熱中症から社員を守ることが急務とされています。生産現場では高温になりがちな乾燥炉や溶接、塗装などの作業環境が多く、また建設現場では空調設備のない場所での作業が常態化しています。

こうした環境においては、熱中症のリスクが常に存在しています。直射日光の下での作業や、風通しの悪い場所での重労働、さらには防護服の着用、水分や塩分不足などが、立ちはだかる障壁となっています。このため、当社は「現場主義」を掲げ、全社員が安心して働ける環境作りに取り組んでいます。

具体的な対策

ヤマトプロテックが導入した具体的な対策には、以下のようなものがあります。

- 空調服や保冷剤を使用したベスト、ポロシャツ
- ミネラルウォーターと塩タブレットや塩飴の支給
- 熱中症指数計やミスト装置の設置

これらの取り組みは、社員が健康で作業に集中できる環境を提供するために設計されています。

義務化への対応

法的義務化に向けた具体的な対応も進めています。
1. 各部門の緊急連絡先の整理
2. 熱中症が疑われる場合の対応フロー確立
3. 社内への周知と教育
4. 健康チェックシートの導入

これらの施策を通じて、従業員が安心して働ける環境を整え、熱中症リスクを最小限に抑える努力が一層強化されています。

会社概要

ヤマトプロテック株式会社は、1918年に設立され、東京・港区白金台に本社を構えています。代表取締役社長の大幸斉が指導のもと、消火装置や火災警報装置、避難誘導装置など、さまざまな防災関連の設計や施工、メンテナンスを行っています。また、国内7社、海外4社を含むネットワークを持ち、355名の従業員が日々業務に従事しています。

詳細な情報は、公式ウェブサイト(ヤマトプロテック)をご覧ください。今後も社員の健康を第一に考え、持続可能な事業活動に取り組んでいきます。