エヴァンゲリオンレーシングとの協賛を通じた資源循環への挑戦
株式会社リファインバースグループ(東京都千代田区、本社)は、スーパー耐久シリーズに参戦中の「エヴァンゲリオンレーシング」に対して協賛を行うことを発表しました。この協賛は、エヴァンゲリオンレーシングの15周年を祝うと共に、当社が開発した高品質リサイクルナイロンペレット「REAMIDEⓇ」を利用した取り組みの一環として行われています。
協賛に至る背景
リファインバースグループでは、廃車から回収したエアバッグや廃漁網を再利用し、高品質ナイロンペレット「REAMIDEⓇ」への再生を目指しています。この独自の技術は、廃棄物を資源として再利用することを可能にし、持続可能な未来への道を開いています。特に、エアバッグのリサイクルには新たな技術を用いており、エアバッグをシリコーンとナイロンに分離して処理することで、これまでほとんど利用されていなかった資源を有効活用する仕組みを整えています。
「REAMIDEⓇ」とその活用
リファインバースグループの取り組みは、全国各地から回収した使用済みエアバッグを自社工場で再資源化することから始まります。現在、本州を中心に30以上の都道府県に回収網を広げており、依然として拡大を続けています。回収後に変身する「REAMIDEⓇ」は、結束バンドなどの製品としてさまざまな場面で活用されています。これにより、自動車部品としての利用も広がりつつあり、循環型社会の構築に向けた貢献が期待されています。
エヴァンゲリオンレーシングについて
「エヴァンゲリオンレーシング」は、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとタイアップして誕生したレーシングチームで、2010年から活動を開始しました。彼らのレーシングマシンは、劇中に出てくるエヴァンゲリオン初号機の独特なカラーリングで多くのファンの注目を集めています。今回の協賛を通じて、より多くの人々にリサイクルの重要性を知ってもらうことも目的としています。
リファインバースグループの未来への取り組み
「誰にもない視点と技術で、未来の富をつないでいく」を掲げるリファインバースグループは、サーキュラーエコノミーの実践を20年以上にわたり行ってきました。タイルカーペットの再生や、廃漁網、廃車エアバッグからのナイロンペレットの生成など多様な素材を対象にしたリサイクルプロジェクトは、環境にやさしい社会の実現へとつながっています。さらに近年では、鳥の羽根を原料にした新しいバイオ素材「ReFEZER」を開発し、新たなビジネスモデルの構築にも挑んでいます。
このように、リファインバースグループは「エヴァンゲリオンレーシング」との協賛を通じて、自動車業界への貢献を深化させつつ、持続可能な資源循環の重要性を広めています。今後も様々な分野での協力を通じ、さらなる革新を追求する姿勢で前進していくことでしょう。