株式会社アイエステクノポートは、IBM iに対応した新しいツール「帳票ワークフロー Ver.2.0」の発売を発表しました。この製品は2025年5月13日にリリースされ、前バージョンの「帳票ワークフロー Ver.1.0」の機能を継承しつつ、新しいユーザーエクスペリエンスを提供します。
基幹帳票の進化を遂げた新バージョン
「帳票ワークフロー Ver.2.0」は、申請承認のプロセスをグラフィカルなWeb画面で行えるよう改善されており、業務上の合理化を図ることができます。これにより、利用者は視覚的に操作を進められることから、ストレスなく業務を遂行できる体験を期待できます。
使いやすさが向上したWebインターフェース
この新製品は、添付書類のアップロードやダウンロードが可能な機能を新たに追加しました。また、オープンソースのWebサーバーであるNginxやプログラミング言語Pythonを取り入れており、より直感的で使いやすいインターフェースを提供しています。これにより、業務ユーザーは効率的にタスクを管理できるようになります。
データ保護の強化
特に注目すべきは、承認前のデータ管理においてスプールファイルを利用する点です。これにより、承認プロセスの途中でデータを改ざんすることができず、企業にとって不可欠なデータ保護が施されています。この機能により、安心して業務を進めることが可能になります。
デジタル印鑑の自動生成
「帳票ワークフロー Ver.2.0」では、デジタル印鑑の自動生成機能も追加されています。利用者は「個人名」と「部署名+日付+個人名」の2種類の印鑑画像を作成できるため、申請書類の信頼性を高めることができます。
4つの主要な特徴
この新製品には、以下の4つの特徴があります。
1.
IBM i上での稼働: Windowsサーバーは不要で、IBM iで生成されたデータを用いてワークフロー処理が行われます。
2.
多様な承認・ワークフロー機能: 承認ステップを4段階まで設定でき、各ステップで最大3人の代理承認者を設定可能です。同一帳票でも金額によって承認パターンを変更でき、フレキシブルな運用が可能です。
3.
改ざんの防止: 出力データはスプールファイルに保存されるため、途中での改ざんが不可能な仕組みとなっています。
4.
リモートワークに適した設計: 自宅などからのアクセスを想定し、パフォーマンスに配慮した軽量な設計が施されています。
購入やサポートに関する問い合わせ先
「帳票ワークフロー Ver.2.0」の購入に関しては、取引先のパートナーや株式会社アイエステクノポートにお問い合わせを推奨します。製品が稼働する環境は、IBM iであり、最新のPTFの適用も推奨されています。
会社情報
株式会社アイエステクノポートは、1990年に設立され、東京都港区に本社を置いています。IBM製品に特化した開発や販売を行い、情報システムコンサルティングや運用支援サービスも提供しています。企業のニーズに応じた最適なソリューションをご提案するため、日々努力を重ねています。公式サイトには製品情報や最新のサービス情報が掲載されているので、ぜひチェックしてください。