GRL、テストラボに指定
2021-09-28 11:10:02
GRLがSD Express/UHS-II Verification Programのテストラボに指定される意義とは
GRLがSD Express/UHS-II Verification Programのテストラボに指定される意義
このたび、グラナイトリバーラボ(GRL)がSDアソシエーション(SDA)のSD Express/UHS-II Verification Program(SVP)の正式テストラボに指定されました。この新たな検証プログラムにより、GRLはSD製品の性能と互換性に関する重要な役割を担うことになります。
GRLは既に、SDAの会員としてSD製品の検証やコンサルティングサービスを行っており、これまでの経験を活かして、より質の高いサービスを提供することが期待されています。今後、横浜やアメリカのサンタクララのラボを通じて、SVPプログラム向けに適合性テストを実施していく予定です。
このテストプロセスでは、SDAの物理層試験ガイドラインに基づき、SD ExpressとSD UHS-IIの仕様に適合するデバイスについて、その性能や互換性が確認されます。テスト対象となるのは、PCI Expressを用いるSD ExpressやSD UHS-IIカード、またはそれに関連するホスト機器や周辺機器です。
GRLの共同創業者であるQuintin Anderson氏は、「私たちはGRLがSDアソシエーションの正規テストセンターとして指定されたことを非常に嬉しく思います。今後は、高速なデジタルインターフェイス技術の実装において、開発者が必要不可欠なテストサービスを活用できるようにしていきたい」と述べています。デジタルインターフェイスの技術が急速に進化する中で、試験の難易度も増しているため、GRLの取り組みが業界全体にとって貴重なサポートとなるでしょう。
SDアソシエーションの坂本広幸プレジデントは、「新たなサービスであるSD Express/UHS-II Verification Programは、製品の信頼性と性能向上に寄与し、世界中のお客様に最良の結果をもたらします。GRLとの協力により、我々はその実現に向けて力を合わせています」と語っています。
このSVPプログラムの工業標準に基づいて認証された製品のリストは、SDAのウェブサイトに「検証済み製品」として公開され、消費者や企業にとっての信頼性を高める手助けをします。
企業がSDAの仕様を利用した製品開発やSVPへの参加に興味のある場合には、SDAの公式ウェブサイトから参加申し込みが可能です。技術的な質問や詳細な情報については、GRLの公式サイトや連絡先を通じて問い合わせることができます。
GRLは2010年にシリコンバレーで設立され、迅速な成長を遂げてきた企業です。現在、日本、中国、ドイツ、シンガポール、マレーシア、台湾、インドを含む8か国に9拠点を展開し、ハードウェア開発者が直面する設計や検証の課題を解決するための技術的支援を行っています。GRLは、数百名の企業や研究開発センターに対し、新技術の導入をサポートしており、高品質なサービスと顧客サポートで評価されています。
GRLのSD Express/UHS-II Verification Programの導入は、今後もデジタルインターフェイス技術の発展を支え、業界の信頼性を高める大きな力となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
グラナイトリバーラボ・ジャパン株式会社
- 住所
- 神奈川県横浜市港北区新横浜2−2−8アーバンセンター新横浜6F
- 電話番号
-
045-470-0030