ペッツファースト、獣医師監修の新制度を導入
ペッツファーストホールディングス株式会社(本社:東京都目黒区)は、2024年10月から日本獣医生命科学大学の田中亜紀特任教授監修による社内資格制度「ペッツファースト社会化トレーナー」を導入します。この資格制度は、子犬や子猫に対する社会化トレーニングをより効果的に行うためのものです。「Pets always come first」という理念のもと、ペットの健康的な生活を支えます。
社会化期の重要性と意味
犬や猫には、「社会化期」と呼ばれる、大切な成長時期があります。これは犬が生後3週齢から12週齢、猫が生後2週齢から16週齢までの期間にあたります。この特殊な時期に、多様な刺激に触れることは、彼らが社会的に適応し、幸せに共生するために大変重要です。
社会化期に「楽しい」と感じる経験が、後の攻撃的行動や過剰な吠えを軽減させる効果も期待されています。このような経験が不足すると、不安や恐怖を抱くことになり、その影響は飼い主との関係にも影響を及ぼすことがあります。これが飼育放棄に繋がる可能性もあり、社会問題として扱われています。
社会化期にできること
- - 様々な人に会わせる:年齢や性別の異なる人と接することで、ペットの人懐っこさを育みます。
- - 他の犬や動物と触れ合わせる:安全な環境で他の動物との交流を促し、社交性を育てます。
- - 様々な環境に連れて行く:公園や街中、車内など異なる環境を体験させ、慣れさせます。
- - 色々な物に触れさせる:おもちゃや家具など、幅広い物にふれさせて恐怖心を取り除きます。
ペッツファーストの取り組み
ペッツファーストでは、子犬や子猫が親元を離れる際、適切な社会化期限を設けるために、以下のような運営を実施しています。
1.
生後60日齢での取り扱い:全てのペットが60日齢以上で親元から離れるように確保。
2.
社会化トレーニングの実施:店舗内での社会化トレーニングを定期的に実施。
3.
社会化すくすくセット:ペットを迎え入れたお客様に向けて、社会化促進のためのおもちゃセットを販売。
4.
しつけセミナーとパピーパーティー:ドックトレーナーが適切な飼育方法を指導。
社内資格制度の導入
この「ペッツファースト社会化トレーナー」制度では、専門の知識を習得するための社内セミナーがあり、すべての従業員が認定試験を受ける必要があります。2024年12月には95.6%の従業員が資格を取得する見込みで、全員の知識向上を図りペットの社会化を進めていきます。
この制度について、ペッツファーストの小野絢子獣医師は「社会化期の経験不足が、さまざまな問題行動の原因となる」と強調します。これによりペットと飼い主の生活の質が向上し、安心安全なペットライフの実現に寄与します。
専門家の意見
日本獣医生命科学大学の田中亜紀教授は、「良い環境で育てられることがペットにとって重要」と述べ、適正な飼育の方法を伝えることの大切さを強調しています。ペッツファーストが提供する社会化トレーナーの資格取得を通じて、より質の高いペットライフを実現することが期待されています。
会社情報
ペッツファーストホールディングス株式会社は、動物愛護管理法に基づく適正な飼育を徹底しており、年間で、多くのお客様に「ペットと共に暮らす幸せ」をお届けしています。今後もペットが健やかに成長できる環境作りを続けていきます。