NVIDIA社が提供する新たな光トランシーバ
2025年10月1日、株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパンは、NVIDIA社のConnectX-7に対応した新しい400G FR4光トランシーバの販売を開始します。これにより、光通信技術の進歩が大いに期待される中、業界に新たな息吹をもたらすでしょう。
400G FR4光トランシーバの詳細
新製品はOSFP-RHS(flat-top)形状に対応し、最大伝送距離は2kmを実現します。この特性により、従来の製品と比較しても優れたパフォーマンスを発揮します。具体的なモデル名は「WST-OR4-FR4-C」で、接続にはLC-duplex光コネクタの2芯シングルモードファイバを使用しています。価格は税抜きで450,000円となっています。
製品仕様
- - モデル名: WST-OR4-FR4-C
- - 伝送帯域: 400Gbps
- - 準拠標準: 1×400G FR4
- - 最大伝送距離: 2km (2芯SMF)
- - 適合コネクタ: LC-duplex
他の製品ラインアップ
ウェーブスプリッタは、すでに以下のOSFP-RHS形状に対応した400G光トランシーバを提供しています。
1.
WST-OR4-VR4-C
- 伝送帯域: 400Gbps
- 最大伝送距離: 30m (8芯OM4 MMF)
- 参考価格: 200,000円
2.
WST-OR4-DR4-C
- 伝送帯域: 400Gbps
- 最大伝送距離: 500m (8芯 SMF)
- 参考価格: 280,000円
新しいWST-OR4-FR4-Cの登場により、ウェーブスプリッタ社はすべての400G VR4/DR4/FR4モデルで対応が可能になり、より多様なニーズに応えられるようになります。
市場のニーズに応える
日本国内でAIクラスター以外の400G機器を接続する際、FR4の使用が一般的であるため、ユーザーからの要望は非常に高まっていました。従来の400G DR4は多芯の光ファイバを必要とし、配線距離が長くなるほどコスト面でのデメリットがあったため、この新しい400G FR4光トランシーバの登場は非常に歓迎されています。また、NVIDIA社製のCX7 NICには、QSFP112形状に対応するタイプも存在しており、こちら向けの光トランシーバラインナップの拡充も行われています。
会社情報
ウェーブスプリッタ・テクノロジー社は、米国カリフォルニア州に本社を構え、データセンターや携帯通信のインフラに不可欠な光通信モジュールを製造しています。日本法人である株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパンは、その製品を日本国内で提供し、高品質のサービスをお客様にお届けします。
会社概要
- - 社名: 株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパン
- - 所在地: 東京都千代田区神田神保町2-14 朝日神保町プラザ302
- - URL: ウェーブスプリッタ・ジャパン
NVIDIA社の新しい400Gトランシーバの発売は、特にデータセンターの効率化やコスト削減を目指す企業にとって、非常に大きな一歩となるでしょう。今後の展開が楽しみです。