キベラスラムのユースサッカーリーグが2025年シーズンを迎える
一般社団法人A-GOALは、2022年10月からナイロビのキベラスラムで開催しているユースサッカーリーグ「キベラ A-GOALリーグ」の2025年シーズンの開幕を通知しました。このリーグは、アフリカ最大級のスラムで夢を持つ子どもたちに、サッカーを通じて成長の機会を提供しています。
キベラ A-GOALリーグとは
キベラスラムは、犯罪率が高く、衛生環境に恵まれない過酷な状況にあります。そのため、「キベラ A-GOALリーグ」では、サッカーを通じて子どもたちを犯罪から遠ざけ、栄養改善にも寄与することを目指しています。リーグ参加者には食事提供が行われ、特に女子プレーヤーには生理用品やカウンセリングを行い、全ての子どもたちが安全にプレーできる環境づくりを支援しています。
このリーグは、9歳以下、11歳以下、13歳以下、15歳以下と4つのカテゴリーに分かれ、約50チームと1,600人以上の子どもたちが参加しており、今年度はおよそ1800名がエントリー予定です。
2025シーズンの見通し
新シーズンは2025年3月からスタートし、約4か月間の1stレグが行われる予定です。昨シーズンには716試合が1stレグで、1,405試合が2ndレグで行われました。参加した全選手に対し、合計約42,000食の食事が提供され、地域の子どもたちにとって支えとなる存在となっています。
また、今年度はキッコーマン株式会社がネーミングライツパートナーとして参画し、「KIKKOMAN presents キベラ A-GOAL リーグ 2025」としてさらなる飛躍が期待されています。
東アフリカ大会への参加
昨年、リーグの13歳以下の選抜チームはタンザニアで行われた「チプキジ カップ」に出場しました。これにより、ナイロビを初めて出る子どもたちにとって貴重な国際経験となり、成長の大きな一歩となりました。チームの遠征報告映像は
こちらからご覧いただけます。
また、リーグの活動が朝日新聞に取り上げられ、長編デジタル記事としても紹介されているので、興味のある方はぜひ
こちらのリンクを訪れてみてください。
サポーターグループの活動
リーグを支えるマンスリーサポーターグループ「MAJI NA JUA(マジナジュア)」も活発に活動を行っています。昨年、新たに30名以上が入会し、地域の子どもたちを応援しています。サポーターへの参加に興味がある方は、
こちらから詳細をご確認ください。
A-GOALとは
一般社団法人A-GOALは、2020年に設立され、新型コロナウィルスの影響で増加した失業者支援を目的として活動を開始しました。アフリカ各国で地域のニーズに基づいた食料支援を行い、現在は「日本とアフリカをスポーツで繋ぐ」という理念のもと、ユースサッカーリーグの運営や地域支援に取り組んでいます。
A-GOALについての詳細は、
公式サイトをご覧ください。