日本オラクル社三澤社長による特別講演
先日、株式会社クロスキャットが主催した特別講演にて、日本オラクル株式会社の取締役社長、三澤智光氏をお迎えしました。主題は「Oracleのクラウド戦略 ~多様性と独自性の追求~」です。この講演では、オラクルが進める最新のクラウド戦略やAIの活用に関する具体的なビジョンが示され、参加者は貴重な理解を深める機会を得ました。
日本オラクルのクラウド戦略
講演ではまず、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)がどのように次世代のビジネス変革を支えているのかについてお話しいただきました。具体的には、OCIがミッションクリティカルなシステム要件を満たす方法や、AIを用いたビジネス変革の実践事例が紹介され、参加者の関心を引きました。特にOCIの高可用性、セキュリティ設計、AIデータプラットフォームの利用が重要視され、Oracleの独自技術がどのように企業の競争力を向上させているかが説明されました。
さらに、Oracle Autonomous Databaseを駆使したデータの効率的な利用や、Oracle Alloy、OCI Dedicated Regionによる専用クラウドの展開、さらにはOracle Databaseのマルチクラウド対応(Azure、Google Cloud、AWS)など、多岐に渡る戦略が議論されました。
参加者の反響
参加した社員からは、Oracleの技術力と戦略の深さを改めて認識したという声が多く集まりました。「自社のAIビジネスとの接点が明確になった」という意見もあり、今後の業務の進展につながる示唆を得た様子です。講演を企画したクロスキャットのDX営業統括部長、成瀬真伯氏は「今後も日本オラクルとの連携を強化し、AIやクラウド領域で新たな価値を創出していく」と述べ、意欲を示しました。
クロスキャットのAI戦略
クロスキャットでは、AIがますます重要な社会基盤となる中で、AI人材の採用を積極的に進めています。また、AI関連のナレッジを蓄積し、今後ますます必要とされるAIの活用に取り組んでいます。日本オラクルとの協力を通じ、より多くの顧客に価値あるデジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションサービスを提供することを目指しています。
CC-Dashとサステナビリティへの取り組み
クロスキャットが提唱するDX推進支援フレームワーク「CC-Dash」は、データの活用を通じて顧客のDX推進を支援するために設計されています。各フェーズにおける様々な課題に応じたテンプレートやコンサルティングサービスを提供し、顧客のニーズに応じた支援策を提供します。
また、2023年にはサステナビリティ基本方針を制定し、環境課題の解決に向けた社会課題解決型ビジネスを推進しています。これにより、持続可能な未来社会の実現を目指し、企業価値の向上に貢献しています。サステナビリティの観点からも、今回の取り組みは重要な一歩となり、SDGs目標への貢献を目指しています。
結論
日本オラクル社の三澤社長による講演は、参加者にとって多くの学びがあり、今後のIT業界における新たな潮流を感じさせる内容でした。今後もクロスキャットは、日本オラクルと共にさらなる革新を追求し、顧客にとっての価値的なサービスを提供していくことでしょう。これからの展開に期待が寄せられています。