絵本『ひぐま』が描く野生のひぐま親子の絆
あべ弘士の新作絵本『ひぐま』が、9月18日(木)に全国の書店に並びます。本作は、野生のひぐま親子の人生の一端を描いた物語であり、あべさん自身の25年間の旭山動物園での経験が色濃く反映されています。
## ひぐまの特徴と生態
この絵本では、北海道に生息するひぐまの生態について深く掘り下げています。冬眠中、母ぐまがどのようにして赤ちゃんを育て、春に巣穴から外の世界へと出るのかが描かれています。特に、母ぐまが約4か月間、飲食を一切せずに赤ちゃんにおっぱいを与える姿は、命の大切さを教えてくれます。
本書には、ひぐまに関するQ&A形式のリーフレットも付属しており、子供から大人まで楽しみながら野生の生き物について学ぶことができる内容となっています。このリーフレットでは、ひぐまの体の仕組みや生態について分かりやすく説明されており、絵本と共に知識が深まること間違いなしです。
## 発売記念原画展も開催
さらに、『ひぐま』の出版を記念して、10月4日(土)から旬の絵本原画展がブロンズ新社のギャラリー「青銅Room J」にて開催されます。あべ弘士さんが在廊する日も設定されていますので、直接作品を見ながら、著者の話が聞ける良い機会だと言えるでしょう。この原画展では、ひぐまの生き生きとした姿が感じられる絵が並び、訪れる人々に感動を与えることと思います。
## あべ弘士の背景と受賞歴
あべ弘士さんは1948年に北海道旭川市で生まれました。動物たちとの深いつながりを持ちながら育った彼の作品には、自然や生き物に対する敬意が込められています。これまでに『あらしのよるに』や『ゴリラにっき』など、多くの絵本を手がけており、数々の賞を受賞しています。
オリジナルな視点で生きとし生けるものと向き合うあべさんだからこそ、絵本にはリアリティと感動が詰まっています。
## まとめ
これからも、あべ弘士さんの作品に触れ、その命の物語を感じながら、自然や生き物の大切さを改めて学ぶことができる機会が増えることでしょう。『ひぐま』とその関連イベントへぜひ足を運び、今後の活動にも注目していきましょう。