エゾウィンの新型GPSロガー『REP-032025』の登場
エゾウィン株式会社(北海道標津町)は、みちびきCLASに対応した新たな通信一体型GPSロガー『REP-032025』の予約受付を開始しました。この製品は2025年夏に出荷予定で、現場でのデータ品質向上を目指します。特に、GNSS/GPSの測位精度や通信強度をリアルタイムで確認できるインジケーター機能を搭載しており、これまでのデータ収集におけるブラックボックス問題を解消します。
動態管理における課題
現在、建設業や運送業、農業などでは、正確な動態管理が求められています。しかし、GPSロガーのデータ収集には多くの現場が「データが取れない理由がわからない」という課題に直面していました。GPS信号が悪いのか、通信環境のせいなのか、または機器の設置場所が影響しているのかを判断するのが難しく、解析のために機器を持ち帰って時間がかかるケースが多くあります。これにより、ダウンタイムや機会損失が大きな問題となっていました。
エゾウィンは、このような動態管理の課題を解決するために『REP-032025』を開発。この製品は、トラブルのその場解決によって、従来の課題を大幅に軽減します。
『REP-032025』の3つの革新
1. トラブルをその場で解決
このGPSロガーは、GNSSの測位精度およびSIMの通信状況をリアルタイムに表示します。これにより、もしデータトラブルが発生しても、その場で原因を特定し素早く対処できるため、ダウンタイムを大幅に削減できます。
2. 設置の自由度を向上
『REP-032025』は外部アンテナと接続可能で、最適な受信環境を確保するための設置自由度が高くなっています。これにより、電波が届きにくい場所でも高精度な測位が可能となります。
3. 信頼できるデータが経営判断を後押し
データ品質をリアルタイムで確認できるため、収集されたデータの信頼性は飛躍的に向上します。その結果、正確な運営分析やコストの最適化、評価の公平性が保たれ、迅速で正確な経営判断が可能になります。
多様な提供形態
『REP-032025』は、顧客のニーズに合わせた様々な提供方法が用意されています。システム開発会社や既にデータ活用基盤をお持ちの企業向けにはハードウェア単体で、動態管理を直ちに始めたい企業には当社の管理システムと組み合わせる形で提供します。また、研究機関でもその精度の高さから活用されています。
製品の概要
- - 製品名:通信一体型GPSロガー「レポサク」
- - 型番:REP-032025
- - 測位システム:みちびき(CLAS L6帯)対応
- - 特徴:GNSS受信機・SIM内蔵、データ品質インジケーター、外部アンテナ接続対応
- - 発売時期:2025年夏(予定)
先行予約受付の案内
新モデル『REP-032025』は、予約受付を開始しており、初回生産分には限りがあります。導入を検討される企業様や研究機関の方は、ぜひエゾウィンまでお問い合わせください。詳細資料の提供や具体的な活用方法の提案も行っています。
エゾウィン株式会社について
エゾウィンは、北海道標津町で創業され、農業の自動化を目指しています。近年の受賞歴には、2022年の農林水産技術会議会長賞、2023年のJ-Startup HOKKAIDO選定、イチBizアワード最優秀賞、2024年のCEATEC AWARD 2024などがあり、業界における確かな技術力が評価されています。
私たちのミッションは、日本の食の生産を支えるため、北海道から完全面的な自動化農場の実現を目指すことです。今後もデータ技術を駆使して、日本の農業の未来を支えていきます。