いい夫婦の日に考える、生理と夫婦生活:70万人利用アプリ「ケアミー」調査結果
11月22日、いい夫婦の日に、生理やPMS(月経前症候群)に関する興味深い調査結果が発表されました。生理・PMSの共有アプリ「ケアミー」を運営する株式会社ヘルスアンドライツが、20~49歳の既婚男女400人を対象に行った調査です。この調査では、夫婦間の生理に関する認識のずれや、良好な関係を築くためのコミュニケーションの秘訣が明らかになりました。
パートナーの些細な行動にイライラする女性、戸惑う男性
調査によると、女性の多くは生理中、普段は気にならないパートナーの些細な行動にイライラしてしまう一方、男性はパートナーの不機嫌の原因が生理やPMSだと理解できないことが分かりました。この認識のずれが、夫婦間の小さな摩擦や衝突につながっていることが示唆されています。
例えば、女性は「普段なら気にならないことが気になってイライラする」と回答。一方、男性は「なぜ機嫌が悪くなったのかわからない」と戸惑いを隠せない様子がうかがえます。
具体的なエピソードとして、女性からは「普段なら許せることが許せなくなり、喧嘩になった」「優しくしているつもりなのに、感じ悪いと言われた」といった声が挙がっています。男性からは「彼女を怒らせずにどうすれば良いのかわからない」「デリケートな話題なので、どう接して良いか分からなかった」といった声が聞かれました。
男性のサポート、女性の気持ちの伝え方の難しさ
男性は「生理やPMSで体調が悪いのは分かるが、どうサポートすれば良いのか分からない」「生理やPMSの知識はあるが、どう接して良いか分からない」と回答。サポートしようとして、かえって女性を不快にさせてしまうケースも多いようです。
一方、女性は「生理前・生理中にイライラする理由を伝えられない」「どのように接してほしいかを伝えられない」と回答。パートナーに理解とサポートを求めながらも、それをうまく伝えられないというジレンマを抱えていることが分かります。
男性からは「どのくらい辛いのか分からないので、話しかけにくい」「余計なことを言って、怒らせてしまった」といった声が聞かれました。女性からは「心配されすぎるのが嫌で、放っておいてほしいのに喧嘩してしまう」といった複雑な心情が語られています。
デートなどの予定を楽しめないことも
生理やPMSの影響で、デートや旅行などの予定を楽しめない女性、そして、予定の急なキャンセルに戸惑う男性。両者の悩みが浮き彫りになりました。女性は生理やPMSによって体調が悪化し、大切な予定を楽しめないことが多く、男性も、突然のキャンセルやデート中の不調への対応に苦慮しているようです。
家事だけではない、夫婦間の工夫
良好な関係を築いている夫婦は、どのようなコミュニケーションを取っているのでしょうか?
女性からは「家事を手伝ってくれた」「温かい飲み物や湯たんぽを用意してくれた」「生理だと気兼ねなく話せる関係」といった声が聞かれ、男性からは「気にしなくていいと声をかけてあげた」「好きな食べ物を用意した」「痛み止めを持ち歩く」「あえて関わらないようにする」などの声が聞かれました。
これらのエピソードから、生理やPMSへのサポートは、家事援助だけではないことがわかります。大切なのは、お互いの状況や気持ちを理解し、それぞれのニーズに合わせたサポートをすること。そして、生理やPMSについてオープンに話し合える関係を築くことが重要です。
生理・PMSの共有アプリ「ケアミー」
「ケアミー」は、生理やPMSをLINEでパートナーと共有できるアプリです。生理予定日、生理開始日、不調などを共有することで、パートナーの理解を深めることができます。また、産婦人科医監修の基礎知識も提供しており、生理やPMSに関する正しい知識を学ぶことができます。さらに、生成AIを活用した相談チャット機能も備えており、生理やPMSに関する不安や悩みに、約30秒で回答を得ることができます。
このアプリは、生理やPMSに関する悩みを抱える女性と、彼女を支えたい男性の双方にとって、非常に有益なツールと言えるでしょう。