SUS株式会社、アルミリサイクル便を開始
FA(ファクトリーオートメーション)向けにアルミ製品を提供しているSUS株式会社は、10月1日から「アルミリサイクル便」を本格的にスタートさせます。この取り組みは、不要になった自社製品を引き取り、再生する循環型ものづくりの一環です。環境問題への対策として、資源循環とCO2排出削減に寄与することを目指しています。
アルミリサイクル便の特徴は?
1. 効率的な引き取りサービス
SUSの「アルミリサイクル便」は、自社便トラックを使用することで、納品後の荷台を用いて不要なアルミ製品を効率的に引き取る方法です。この独自の自社便配送体制により、スムーズかつ環境に優しいサービスの提供が可能になりました。
2. 引き取る重量に応じた還元
引き取り時には、その場で計量を行い、計量証明書を発行します。この仕組みにより透明性を保ちながら、引き取った重量に基づいた還元を行います。お客様には、次回の注文時に値引きや製品との交換などで還元される仕組みも整っています。
3. 資源を無駄にしない
SUSでは、切断後に残る端材や状態を問わず、自社製品からのアルミを引き取ります。材質ごとに分別することで、製造から再生まで一貫した体制を整え、高品質のリサイクルを実現しています。
また、分別・保管に役立つ回収ボックスの貸し出しも行っており、ユーザーにとって便利なサービスを提供しています。アルミを再生する際のエネルギー消費が新地金の約3%という高いリサイクル性を活かし、従来の「つくって捨てる」から「使い続ける」時代への転換が期待されています。
持続可能社会に向けて
SUSは、自社の取り組みを通じて循環型社会の実現に向けた努力を続けています。今後は、LCA(ライフサイクルアセスメント)を用いてCO2排出削減量を可視化し、顧客のESG活動への支援も強化していく予定です。このように、SUSの「アルミリサイクル便」は、一貫した体制による効率的な運用で、環境保護に寄与するだけでなく、ビジネスの成長にもつながるでしょう。
まとめ
「アルミリサイクル便」は、SUSが実現する新しい循環型ものづくりの象徴です。顧客から引き取った不要なアルミ製品を自社工場で再生し、再利用することで、持続可能社会に向けた大きな一歩を踏み出しています。これからの時代に必要なサービスとして、今後の展開が楽しみです。
SUS株式会社の企業概要
SUSは、静岡県静岡市に本社を置き、1992年に設立されました。FA向けの機械装置の開発やアルミ製の住宅材料の製造など、多様な事業を展開しています。持続可能な社会を目指すその姿勢は、今後ますます注目されることでしょう。