鹿児島県産品の鮮度保持と販路拡大に向け、日立ハイテクネクサスと連携協定を締結
鹿児島県は、株式会社日立ハイテクネクサスと連携し、同社が開発した温度検知ラベルによる温度管理サービス『MiWAKERU®』を活用することで、県産品の鮮度保持と高付加価値化による販路拡大を目指します。2024年7月9日に締結されたこの連携協定は、鹿児島県産品の競争力強化と地域経済活性化に大きく貢献すると期待されています。
連携の背景:
2024年1月、鹿児島県は「令和5年度かごしまのさかな稼ぐ輸出応援事業」の一環として、日立ハイテクネクサスの『MiWAKERU®』を活用し、シンガポールへの養殖カンパチ輸出における温度モニタリングを実施しました。その結果、カンパチの鮮度を可視化し、安全安心な輸送品質を実現できただけでなく、保冷剤の削減による輸送コストとCO2排出量の削減効果も見られました。
連携協定の内容:
この実証実験を踏まえ、鹿児島県と日立ハイテクネクサスは、さらなる連携強化を図り、以下の取り組みを進めていくことを合意しました。
鹿児島県産品の鮮度保持: 『MiWAKERU®』を活用した温度管理により、県産品の鮮度を維持し、品質向上を実現します。
輸送コストおよび環境負荷低減: 保冷剤の最適化などにより、輸送コストの削減と環境負荷の低減を図ります。
鹿児島県産品の販路拡大: 高品質な県産品を、国内外へ積極的に販売促進します。
地域活性化: さまざまな取り組みを通じて、鹿児島県の地域活性化に貢献します。
今後の展望:
今回の連携協定締結により、鹿児島県は『MiWAKERU®』の導入をさらに拡大し、県産品の鮮度保持と高付加価値化による販路拡大を加速させていく予定です。日立ハイテクネクサスは、同社の技術力を活かし、鹿児島県の地域課題解決に積極的に貢献していきます。
MiWAKERU®とは:
株式会社日立製作所と株式会社日立ソリューションズが共同開発した温度検知ラベルによる温度管理サービスです。温度変化を記録し、リアルタイムでモニタリングすることで、製品の鮮度や品質を可視化することができます。
期待される効果:
消費者の安心安全: 鮮度管理の徹底により、消費者に安全で安心な商品を提供できます。
販路拡大: 高品質な県産品を、より多くの消費者へ届けることができます。
地域経済活性化: 県産品の価値向上による地域経済の活性化が期待できます。
注釈:
本記事は、日立ハイテクネクサスおよび鹿児島県の発表資料を参考に作成しています。
* MiWAKERU®は、株式会社日立ハイテクネクサスの登録商標です。