高硬度ABSライク樹脂の登場
愛知県一宮市に本社を構える株式会社Bfullが、3Dプリンター事業部において新たに「高硬度ABSライク樹脂(黄)」を導入しました。この新材料は、特に機能試作の精度を向上させることで、開発の初期段階における検証をより効率的に行えることを目指しています。
新材料導入の背景
従来のABSライク樹脂は、様々な用途で利用されてきました。しかし、特定の機能検証においては、剛性、つまり曲げ弾性率が不足し、力が加わるとたわむという問題がありました。この課題を解消するために開発されたのが、今回の「高硬度ABSライク樹脂(黄)」です。
この新しい樹脂は、従来の材料と比べて剛性を大幅に補強しています。これにより、開発のスピードが向上し、お客様にとってはより迅速な製品試作が実現します。
ユースケースの紹介
すでにこの新材料は、国内の大手カスタムパーツメーカーでの内製利用が進められています。特に新型エアロパーツの開発において、フィッティングや風洞試験などの機能評価で高いパフォーマンスを発揮しています。
具体的な用途例
以下の分野において、この高硬度ABSライク樹脂は特に優れた性能を発揮します:
- - 自動車・バイク:エアロパーツ、ダクト、内装治具の試作(エンジンルームなど熱域は除く)
- - 家電・OA機器:高剛性が求められる筐体や内部フレームの試作
- - 産業用機械:寸法保持が必要な治具や検査用ゲージ
- - その他:嵌合確認が重要な精密部品
主な特性
この高硬度ABSライク樹脂が持つ主な特性について詳しく見ていきましょう。
- - 高い曲げ弾性率(剛性):標準的なABSライク樹脂に比べ、優れた剛性を持っており、薄肉部でもたわみにくい特徴があります。
- - 耐熱性:熱たわみ温度が60〜72℃と向上しており、低温乾燥工程や温かい環境下での評価が可能。
- - 加工性:切削加工が非常に容易で、タップ立てやサンドペーパー仕上げにも対応。
推奨用途
この樹脂は特に以下の用途に最適です:
- - 自動車・バイク:エアロパーツやダクトの機能試作など
- - 家電・OA機器:高剛性が必要な筐体や内部フレームの製作
- - 産業用機械:正確さが求められる治具や検査用ゲージの試作
今後の展望
今後も株式会社Bfullは、最新の技術や新材料の導入を積極的に進めています。お客様のモノづくりを支えるために、造形に関するあらゆるご相談やお見積り依頼に応じています。詳細なスペックや物性データについては、当社のウェブサイトをご覧ください。
本材料の特性を生かした製品開発を希望される方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。