環境に優しい食品容器が集まるデータベース『見つパック』が開設
グリーン購入ネットワーク(GPN)は、環境に配慮した食品容器包装の情報を一元化したデータベース『見つパック』を2024年3月7日に開設しました。この取り組みは、事業者や消費者が環境に優しい食品を選択しやすくすることを目的としています。
データベースの特徴
この『見つパック』では、環境に配慮した設計の容器包装がなされた食品約100商品を掲載しています。具体的には、軽量化や薄肉化、リサイクル設計、さらにリサイクル材料を使用した商品情報がまとめられています。検索機能も充実しており、事業者名や商品分類から簡単に商品を見つけることができます。
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取り組みの背景
環境省が行った調査によると、容器包装は廃棄物の約6割を占めており、そのため軽量化や簡素化が求められています。リサイクル可能な材料やバイオマスプラスチックの利用が進むことで、環境負荷の低減が期待されています。そのため、GPNは2009年から環境配慮商品ガイドラインを策定し、【エコ商品ねっと】を通じて情報提供を行ってきました。
オンラインセミナーの開催
さらに、「見つパック」の開設に合わせて、GPNは3月13日(水)15時から、オンラインセミナーを実施予定です。テーマは「食品容器包装における環境配慮の未来を探る」で、2022年に施行されたプラスチック資源循環促進法に伴う変化について議論します。セミナーには、企業や地方自治体、消費者団体など、食品の容器包装の環境配慮に関心がある方々が参加できます。
セミナー開催概要
- - 日時:2024年3月13日(水)15:00~17:00
- - 方法:Zoomウェビナー
- - 定員:200名
- - 参加費:無料
- - 申し込みはGPNのウェブサイトから
- - プログラム内容には、実際の事例発表や専門家の講演、パネルディスカッションが含まれます。
GPNについて
グリーン購入ネットワークは、1996年に設立され、企業や自治体の環境配慮型商品購入を推進しています。会員団体数は2023年1月の時点で1,307に達し、広がる環境意識を反映しています。
この『見つパック』の開設により、消費者の意識向上と環境にやさしい製品の普及が期待されます。また、オンラインセミナーでの情報発信も、環境配慮型の行動を後押しする重要な機会となるでしょう。