シェルパがAIガバナンス協会に加盟
シェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、2025年5月19日付で「一般社団法人AIガバナンス協会」に加盟することが決まりました。AIが日常生活や企業活動に急速に浸透する中、AIガバナンスが求められる背景には、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、AI技術が持つ可能性は計り知れません。人間の処理能力を超えるパフォーマンスを発揮し、様々な業務を効率化することが期待されています。この流れは、特に経済の発展や人手不足といった社会的課題に対応する上でのソリューションとして大きな役割を担っています。しかし、同時にAIが導入されることに伴うリスクも増加しています。例えば、AIが生成する情報の正確性や利用者の安全性の確保は、極めて重要な問題となっています。
そのため、AIGA(AI Governance Association)は、企業や組織がAIを導入する際に必要とされるリスク管理や対策を促進し、AIガバナンスの概念を社会に根付かせることを目的としています。AIGAは、さまざまな業界の企業を巻き込み、AI技術を適正に活用して経済と社会の持続的な発展を実現しようとしています。
シェルパは、先進技術とESG(環境・社会・ガバナンス)情報の融合を進め、企業に対して高度なサステナビリティ経営を提供しています。最近では、AIを用いて複雑化する企業のESG情報の開示作業を支援する「SmartESG」というクラウドサービスを展開しており、特に企業のサステナビリティへの取り組みをサポートしています。さらに、昨年末にリリースした「Answer Ease by SmartESG」も、AIを活用した新たなソリューションとして注目を集めています。このサービスは、企業がESG評価関連のアンケートに自動で回答するための手助けをするもので、実務の負担を軽減します。
シェルパは、AIガバナンスの重要性を認識し、AIGAへの加盟を通じて、その方針や議論に参加することを決定しました。AIガバナンス協会の活動に参加することで、他の参画企業と共にAI技術のリスクを効果的に管理し、そのメリットを最大限に引き出すことを目指しています。
また、シェルパは、AIとESGの専門知識を融合させ、企業の財務情報では数値化・指標化しにくいサステナビリティ情報の可視化に取り組んでいます。これにより、企業が持つ非財務情報の価値が見過ごされることのないように配慮し、企業としての価値を向上させる手助けをしています。
一般社団法人AIガバナンス協会とは?
AIガバナンス協会は、急速に拡大するAIビジネスの背後に存在するリスク認識を深めるために、企業と社会が安心してAIを活用できる環境を整えることを目的として2023年に設立されました。AIGAは、グーグルや日本マイクロソフト、AWS Japanなどのグローバル企業を含む多くの会員企業とともに、AIガバナンスに関する議論を行っています。これにより、企業間での共通理解を促し、政策提言や実績の共有にも取り組んでいます。
シェルパのビジョンについて
シェルパは、「利益とサステナビリティが融合する世界を実現する。」というビジョンのもと、AIを活用した情報開示の円滑化を進めています。これにより、企業が持つESGデータが適切に管理され、より多くの企業が持続的な成長を遂げることを支援していきます。
シェルパは、AIガバナンス協会との連携を深めながら、今後ますますAI技術の活用を進めていく所存です。