概要
日本の香り文化を推進する株式会社香十天薫堂と日本香堂ホールディングスが共催した『第一回 香十 香皿デザインコンテスト』が行われ、その受賞作品が発表されました。
受賞作品
コンテストでは、97点の中から以下の受賞作品が選ばれました。
お香の灰が特定の容器に自然に集まる構造が新鮮で、デザインと利便性が高く評価されました。
香皿と日時計のアイデアを融合させた作品で、技術的な面でも優れた完成度を誇ります。
その他、中原賞、島田賞、香十賞、アイデア賞などの作品も同時に選出され、全体で8点の作品が受賞を果たしました。
コンテスト背景
このコンテストは、香老舗『香十』が設立から440年を迎える中で、現代の生活における香りの楽しみ方を提案し、クリエイティブな香皿の制作を目指すものです。「香りを暮らしの中で楽しむ」というテーマに基づき、参加者は個性的で実用性のある作品を作り上げました。
審査基準はデザイン、使用感、技術、およびアイデアの面から行われました。審査員には、インテリアデザイナーの中原慎一郎氏や京都伝統文化の専門家である島田昭彦氏、日本香堂ホールディングスの社長・小仲正克氏が名を連ねました。
受賞作品展示および販売
受賞作品は日本香堂ホールディングス本社ビル内の『銀座香廊』および京都の店舗で展示予定です。商品化も計画されており、価格は2,000円から10,000円の範囲で販売されます。これにより、受賞作品が実際の香りの楽しみ方に貢献することを期待しています。
今後の予定
次年度のコンテスト募集は2019年6月に予定されており、香りを楽しむ新たな作品が生まれることが待ち遠しいです。受賞者たちは、今回の栄誉を胸に、さらなるクリエイティブな挑戦を続けていくことでしょう。これからの香文化を彩る新しいアイデアに、ぜひ期待していきたいと思います。
まとめ
香皿デザインコンテストは、伝統的な香りの楽しみ方を今の時代に合わせて進化させるための重要な一歩です。これからも香りの文化が、日常生活により豊かな彩りを加えることを願っています。