ボランティアで自分を探す!「まきボラ」の全貌
宮城県石巻市で新たなボランティアプログラム『まきボラ』が2025年秋に始まります。このプログラムは、高校生や大学生が地域でのボランティア体験を通じて、自分の興味や関心を見つけ、将来の可能性を広げることを目指しています。
『まきボラ』の背景
東日本大震災以降、石巻市周辺は復興に向けて歩み続けていますが、同時に人口が減少するという難題にも直面しています。特に、地元の高校生や大学生は、地域の魅力に気づかぬまま卒業後に地域を離れがちです。こうした現状を変えるため、一般財団法人まちと人とが立ち上げたのが『まきボラ』です。このプログラムを通じて、学生たちは地域の人々や各種事業所との貴重な出会いを体験することができます。
具体的な活動内容
『まきボラ』は、夏休みや春休みなどの長期休暇を主な活動時期としており、普段の土日にも地域のイベントに積極的に参加しています。具体的には、子ども食堂の手伝いや、地元の特産品である杉ハーブティーの採集ボランティアなど多様な活動が用意されています。また、地域の祭りやマルシェでも学生たちはボランティア活動を行っています。2025年秋には8つの事業所が協力し、参加者を受け入れます。
参加プログラム一覧
1.
石巻一箱古本市(10/4)
ボランティアとして来場者のサポートを行います。
2.
自然探検くらぶにっか(10/11)
小学生向けのお茶体験活動の手伝いをします。
3.
お茶の桜井園(10/18)
日本茶の飲み比べ体験イベントのお手伝い。
4.
石巻アートプロジェクト実行委員会(10/18, 11/15)
アートワークショップのサポート。
5.
犬楽園(10/19)
イベントスタッフとして、犬と来場者の交流を促進します。
6.
石巻パンパク実行委員会(10/25)
パン博覧会当日の運営をサポート。
7.
シントウエナジー株式会社(11/16)
環境フェアでエコな取り組みを提案します。
8.
介護老人保健施設さつき苑(10/18, 11/15)
地域の認知症カフェの運営補助を行います。
活動の流れ
参加者は、2〜3名のチームで各事業所に分かれ、ボランティア活動に参加します。活動前には研修を受け、安全に活動するための心構えを学びます。活動中は事業所のスタッフがサポートし、終了後には振り返りをして活動報告書を作成する流れになっています。これにより、就職や進学に役立つ地域活動実績を身につけることができます。
参加者の声
参加した学生からは、「外来種を捕獲するボランティアを通じて、環境問題に興味を持つようになりました」という声が上がっています。このように、ボランティア活動を通じて新たな気づきを得ることができるのです。
『まきボラ』は、大学生や高校生にとって地域貢献の機会であるだけでなく、自身を見つける貴重な経験ともなることでしょう。参加を希望する方は、ぜひ公式ウェブサイトをチェックして、詳細情報を確認してください。