NTTコノキューがXR事業をドコモへ移管、清算へ
NTTドコモは、子会社である株式会社NTTコノキュー(以下、コノキュー)が行っていたXR事業を自社に移管し、コノキューの清算に踏み切ることを発表しました。この動きは、ドコモがXR事業のさらなる発展を目指すための戦略的な決断です。
事業移管の背景
2022年10月に設立されたコノキューは、当初は独自のXR事業モデルを立ち上げることを目的としていました。しかし、急速に変わる事業環境や厳しい市場条件が影響し、目指すべき新たな事業モデルを確固たるものにすることが困難になったため、ドコモはコノキューを清算し、その知見をドコモグループに統合することがより有益であると判断しました。
コノキューの概要
株式会社NTTコノキューは東京都千代田区に本社を置き、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)など、XR技術を用いた受託開発やコンテンツ制作、デバイスの販売を行っていました。資本金は1億円で、設立からわずか数年の間に106名の従業員を抱え、NTTドコモが100%出資する形で運営されていました。また、コノキューは、子会社の株式会社NTTコノキューデバイスや株式会社ジーンを通じて様々なサービスを展開していました。
事業移管のプロセス
ドコモは、コノキューが開発したXR事業を自社に移管し、引き続きサービスを提供し続ける意向です。コノキューの清算については、2026年3月31日に解散し、その後、6月末頃に清算が完了する見込みです。これによりドコモは、コノキューが培った知見や技術を活かし、新たな事業展開を進める道を模索しています。
今後の展望
コノキューのXR事業の移管は、NTTドコモの経営に対して軽微な影響を与えると見られています。ドコモは2025年度の業績にも特に変動をもたらさないと予測しており、一連の動きがドコモの成長を促進する一助となることが期待されています。現代のデジタル環境において、XR技術の重要性は日に日に高まっているため、ドコモがどのようにこの領域を発展させていくのか、今後目が離せません。