DIVXの新人エンジニアが体験する「1995年」の技術
株式会社DIVXは、2021年に設立されたのち、AI技術を駆使して企業や公共機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。特に注目すべきは、新人エンジニアに向けて行っているオンボーディング研修プログラムです。今回紹介するこのプログラムでは、受講者が1995年の開発環境を模した仮想プロジェクトに取り組むことで、彼らの自走力を養うことに重きを置いています。
1995年にタイムスリップする理由
では、なぜ1995年という過去の技術に焦点を当てるのでしょうか? それは、初心者が最新技術に依存することなく、本質的な理解を深めるためです。受講者は、限られた手段を使用してWebサイトを構築し、基礎的な開発技術を身につけます。具体的には、Copilotやクラウドサービスなどの便利なツールをあえて使わず、手動でコーディングを行っていきます。このプロセスを通じて、技術的な基礎を固めると共に、問題解決力や論理的思考を養います。
自分で考える力を育てる設計
DIVXのオンボーディング研修では、受講者に対して「なぜこの仕様なのか?」という問いを常に投げかけます。このような設計の背後には、受講者自らが考え抜き、適切に問題解決できる力を育てる目的があります。そのために、プレゼンテーションの演習も取り入れられており、受講者が自分の考えを他者に伝える力を養うことが求められています。
企業理念と人材育成方針
DIVXの企業理念は、「自分で考え、行動できる人材を育てる」という点に集約されます。この研修プログラムは、その理念に基づいて設計されており、受講者はただ受動的に知識を吸収するのではなく、能動的に技術を学ぶ姿勢が求められます。例えば、プロジェクトが進む中で発生する様々な問題に直面することで、受講者は自ら解決策を考え出す必要があります。
実績と評価
この取り組みは、2022年にはAWSセレクトティアサービスパートナーとしての認定を受けるなど、外部からも高い評価を得ています。DIVXは、高い技術力と革新的なアプローチでデジタル領域におけるサービス開発を展開しており、顧客のビジネスニーズに柔軟に対応できる体制を整えています。
まとめ
DIVXの新人エンジニア向けのオンボーディングプログラムは、単なる技術習得を超え、受講者の自発性や問題解決力を育てるための深い工夫が施されています。今後のデジタル時代において、こういった力を持つエンジニアの育成は、企業の成長に直結するでしょう。新たな挑戦を続けるDIVXの取り組みから、今後も目が離せません。